ブラインドとカーテンどっちを選ぶ?
リビングやダイニングの模様替えを考えているのであれば、「ブラインドとカーテンどちらにする?」と迷っているかもしれません。残念ながらその答えは簡単に出るものではありません。本記事ではその選択をちょっぴりしやすくするヒントをお届けします。
この2つの選択肢のどちらもあなたの部屋をすぐに完璧に整える魔法のような解決策にはなりません。どちらもメリット、デメリットがあります。またどちらもその部屋や内装、窓のサイズにぴったりのものが見つかります。
ブラインドかカーテンどちらを選んだらよいのか分からない場合は、まず窓の大きさから考えましょう。日光を取り入れ外の様子をうかがうことができる窓は、家で大切な役割を果たしています。また、インテリアを考える上でも必要不可欠な部分です。
窓の目隠しとしてどちらを選ぶのかは、特にリビングにおいてはとても難しく重要な選択となります。そこで選ぶ一助としてこれから説明する点を考慮しましょう。
ブラインドかカーテンか – 窓のサイズ
大きなブラインドは使いにくいため、フランス窓のように窓が大きい場合には、カーテンがいいかもしれません。もちろんブラインドを複数使うこともできますが、それは見た目にあまり美しくありません。
天井の高さ
古い家で (新しい家であっても) 天井が一般的な高さ (240cm) かそれ以上であればその判断は分かれるところです。天井が低め~平均的な高さであればブラインドは非常によくマッチします。ブラインドは重たく見えるため天井が高ければカーテンがおすすめです。
窓の開き方は?
「ブラインドとカーテンどちらの方が、見た目いいかな?」と自問自答するときはあわせて大切な検討項目である「窓はどのように開く構造か?」についても考えましょう。外に向かって開く、またはスライド式であればどちらでもOKです。
窓が内側に向けて開くのであれば、カーテンがベストです。ただ、ブラインドの方が好みであれば上の窓枠の部分と天井の間に、引き上げたブラインドが収まるくらいの十分なスペースを残しておきましょう。こうすることで、ブラインドを完全に上げると窓の邪魔にならず窓を開けられるようにできます。
部屋の広さ
最終的なゴールが親しみやすく暖かな雰囲気のリビングであればカーテンがよいでしょう。まぶしすぎるときはカーテンを完全に閉めることができます。これはブラインドではなかなか難しい機能です。
しかし、リビングが狭いのであれば、明るければ明るいほどその狭さが緩和されます。軽いブラインドを下げるとカーテンより明るさを呼び込めます。この場合、透け感のあるファブリックや淡色のブラインドを選びましょう。
インテリアに合わせる
ブラインドかカーテンかを決めるには、部屋全体のテイストとの調和も考える必要があります。リビングがモダンまたはミニマリストな雰囲気であれば雰囲気の邪魔にならないブラインドがおすすめです。それよりクラシックやビンテージ、素朴さ寄りの雰囲気であれば、カーテンの方がよく調和します。
ただし、これらのヒントは一般論です。現在ではクラシックなデザインのブラインドやシンプルなスタイルの部屋によく合うカーテンも売られています。大切なのは部屋を統一感のあるスタイルに保ち、さらにその調和を向上させることです。
ブラインドかカーテンかを選ぶもう一つの軸は周囲の環境を考慮することです。お隣の家との間隔が狭ければカーテンはしっかりとした目隠しの役割を果たしてくれます。窓が庭に面している、またはお隣の家との距離が離れていれば家の中からの眺めをよくするためにブラインドを選ぶのもよいでしょう。山や田舎、森に家が建っているのであればブラインドが理想的です。
また、窓周辺の家具の雰囲気も考慮しましょう。カーテンを掛けるとソファやベッドのような家具が邪魔になるかも、という場合にはブラインドを選びましょう。こうすると窓の開け閉めや窓の傍に寄るのも簡単です。