ウェディング装飾の新たなトレンドとは?
夢だったウェディングの計画を立てるよりワクワクすることなど、他にあるでしょうか? もちろん、式の実現自体はそれに当てはまるでしょう。しかしそのためには、ビジョンを持っておかねばなりません。恋愛という側面を超えて、結婚式というのは入念な準備とたくさんの創造性が必要となるイベントなのです。
近しい友人たちからも、山ほどアイディアを分けてもらえるでしょう。クラシックな式にしようと、テーマを決めたものにしようと問題ありません。しかしどんなウェディングになるにしても、装飾は絶対的に重要です。装飾こそがこのイベントの枠組みとなり、今後長年にわたって人々の心に残り続けるものなのですから。
本日は、次シーズンのトレンドに関するヒントをいくつかご紹介します。これまでの伝統的な考えを覆すような大きな変化もいくつかありますよ。近年、新たに極端なほどの生まれ変わりを見せていたラスティックスタイルのトレンドも、終わりが来てしまったことは確実です。また、固定メニューや大きなダイニングテーブルも同様に終焉を迎えています。
スタイル
ここで触れておくべき最重要ポイントは、ラスティックなウェディングスタイルは非常にナチュラルで、しかしより洗練されたスタイルに取って代わられた、という点です。この新たなスタイルでは、式にガーデンの存在が付け加えられました。テーブルのセンターピース、装飾用のガーランド、大きな瓶、そしてブーケまでもがこの新たな緑のシーズンを満たします。サボテンなどの多肉植物、砂漠のバラ、ハマミズナ科植物、カランコエ、組み合わせると美しいその他のあらゆる植物、そしてたっぷりのアイビー(セイヨウキヅタ)を取り入れましょう。
テーブルのセンターピースはもはや、テーブルの中央には置かれなくなりました。今年は、吊り下げるタイプの花のセンターピースが主流です。装飾用ガーランドからテーブルの上方へと、全てが天井から吊り下げられます。また、森のような飾りが吊り下がっている様子も見ることができるでしょう。想像力に際限はありません。
さらに、一息つくのにぴったりなコーナーも見られます。これは2018年から登場し始めたものですが、いまだに根強い人気を誇っているのです。これは、しばしリラックスし、引き続きイベントを楽しみ続けられるように休憩できるエリアを作ろう、という考えが元になっています。このコーナーはカジュアルな雰囲気でありつつ、装飾スタイルと一致したスペースにすべきでしょう。たくさんのクッションやキャンドルなどの装飾器具を集めると素敵ですよね。
細部の装飾
装飾要素として、独創的な形の風船を登場させましょう。緑の植物とともに透明の風船を吊るしたり、中に紙吹雪が詰まった風船を使ってみてください。そして、最新の結婚式装飾アイテムとしては、バルーンアーチがあります。これを置けば、新婚夫婦にとってもゲストたちにとっても完璧なフォトスポットができるはずです。いくつか他の色を混ぜても構いませんが、ほとんどの風船は緑色にするのが良いでしょう。花々(生花であれ造花であれ)やリボン、装飾アイテムなど、あらゆるものと組み合わせることができます。
また、シースルー素材も今シーズンのウェディングでトレンドとなっています。メタクリル樹脂のイス、大きくて脚の長いガラス瓶、緑の植物とともに吊る下げる大きなガラスの照明器具などが素晴らしいオプションです。全てを透明なもので揃えましょう。
さらに、来年戻ってくるのがヴェルヴェット素材の波です。これはテーブルクロスやリボン類、ゲストに配る記念品を入れる袋、そしてその他のあらゆる細部装飾などで素晴らしい役目を果たしてくれます。ちょっとした品格とスタイルをプラスするのに、ヴェルヴェットほど優れた素材はありません。
フードステーション
これこそが今シーズン最大の特色であり、今後も残るものと思われます。巨大なダイニングテーブルや大皿料理、そして固定メニューは今や過去のものです。様々な料理オプションから選んで何でも食べることができるような全てがセルフサービスのフードセンターやフードステーションを複数設置すると、最先端の流行に乗ることができます。
こういったフードコーナーは、ゲストが好きな場所で座ったり快適に食事をしたりできる、小さな多目的用のテーブルと相性が抜群ですよ。
食器類
食器類にも変化が見られます。大きくて古典的な皿は消え去り、代わりにあらゆる種類のユニークで個性が際立ったカラフルなゴールド調のアイテムが登場しているのです。また、ガラス製品のトレンドも変化しつつあります。よりボヘミアンなスタイルに近づけるために、多様なスタイル・カラーのワイングラスが一緒に使われるようになってきました。
色と素材
色や素材という面でも、いくつか新たなスターが誕生しています。リサイクルされた木材がいまだに取り入れられている一方で、白あるいはピンクがかったトーンの大理石が急浮上しているのです。これは、テーブルやアクセサリー類に気品と優雅さを付け加えてくれる要素となります。
また、今期のウェディングでは多数の色が用いられることになりますが、その主役はヴァイオレットです。この色は、装飾用多肉植物によく見られます。試してみるまでは少々使いづらい色に思えるかもしれません。しかし実は、ヴァイオレットはほぼ全ての色と相性が良く、結婚式に必要になるトレンディな雰囲気を与えてくれる色なのです。
結婚式のような忘れ難いイベントを成し遂げるにあたり、最新トレンドを追うとなるとかなりやることが多くなります。しかし、必要なのは夢見ることと想像力を駆使すること、そして魔法と彩りに満ちた世界へと漕ぎ出していくことだけなのです。