問題を見逃さない為の配管のメンテナンス
あなたが自宅の壁や家のデザインを気にするのと同じように、配管にも気を配ってあげることが必要なんです。プロの配管工の方のように的確に問題を発見することは難しいかもしれませんが、それでも日頃から注意しておく点はあります。水漏れや詰まりのチェックがその例です。今回の記事を読み進めながら自分でするべき配管のメンテナンスについて学びましょう。
配管:予防のためのメンテナンス
ほとんどの場合、私たちは手遅れになるまで配管工に電話をしません。(周りに修理ができる人がいてもです。)放っておくことで節約をしていると考えているかもしれませんが、これはむしろ逆なのです。ダメージが大きければ大きいほど修理の値段も高価になっていきます。
予防は基本です。予防とは蛇口が閉まらなくなる前に行動を起こすことであり、メンテナンスとはトイレの底から水が漏れ始める前に問題に取り掛かることです。配管工に設備をチェックしてもらうことも1つのアイディアとして覚えておいてください。もしチェック時に何か怪しい点が見つかれば悪化してしまう前に直ちに修理してもらいましょう。
最もよく起こる配管の問題は食べ物や髪が詰まったり、全て洗っているのに嫌な臭いが消えないなどの排水関係です。他にも変な音を立てるパイプ、きちんと閉まらない蛇口、水圧が弱いなどがあります。起こりうる様々な問題に気を配り、見つけたら直ちに修理しましょう。
バスルームとキッチンの配管
この2つ(洗濯室や外に備えている水回りの施設も)の壁の裏は配管の超重要箇所であり、問題になりやすい場所とも言えます。取り返しのつかない事態を防ぐためのポイントをチェックしていきましょう。
1. トイレ、ビデ、シンクの水漏れを探す
水が漏れていれば誰も使っていない床に水垂れているので見つけるのは簡単です。もしくは使用する前なのにトイレの中やシンクが濡れていることに気づくでしょう。
キッチンの水漏れはカウンターの下を注意深くチェックする必要があるため少し難易度が上がります。ただ、カウンター下のキャビネットからものを取り出すとき、それが濡れていて水漏れに気づくということもあるかもしれません。
2. 水圧のチェック
蛇口の水の勢いが弱くなる時がありませんか?何か家の外の配管に問題があるのかもしれません。ただその水圧低下の問題が初めてではないのであれば選択肢は1つです。配管工に電話をしましょう。
風呂場の水圧低下の犯人は時に固まり積み上がったライムスケール(石灰鱗)であったり、パイプが古ければメンテナンス不足からくるパイプの劣化もあり得ます。
3. ジメジメしたスポットを探す
それが壁であれ天井であれ、配管の問題を探す確実な手がかりになるのはジメジメした湿気のあるスポットです。もしも目視できるほどのスポットが出現したら事態はかなり深刻です。さらなる被害と出費も抑えるために直ちに行動に移ってください!
4. 排水口の掃除
排水口やパイプの詰まりは先ほど触れたように最もよく起こる問題の1つですよね。食べ物、スポンジなど洗浄用品のカス、洗剤、石鹸、シャンプーや髪の毛など。様々なものが絡み合って水の流れを止めてしまいます。
さらに厄介なことに排水口の詰まりを解消できないと、悪臭に悩まされる可能性もあります。なので排水口カバーを使用し、詰まりを引き起こす原因となるものが入り口から先に流れていかないようにしましょう。もしくは度々詰まり防止のためパイプの奥まで、流れていないものを掻き出すようにしましょう。事前にゴム手袋の装着を心がけてくださいね。
人によっては排水口やパイプの油汚れを除去し洗浄する商品を使用しますが、実はこれは自宅にあるもので代用できるんです。重曹(なければベーキングパウダー)と酢、それにお湯を使用すると同じ効果を期待できます。
排水口と共に蛇口のケアも忘れずに。蛇口が閉まり切らず、水滴が滴ってしまう時は力ずくでより強く締めるのは逆効果です。もし蛇口から水が漏れていることに気づいたらゴム製の座金を替えましょう。これを替えることで通常、問題は解決します。
最後に
いかがでしたか? この記事を読み終えたら早速ご自宅の様々なポイントをチェックしてみてください。もしかしたら問題の早期発見ができるかもしれません。漏水で配管工を待っている間、特にキッチンの蛇口の場合はシンクをタオルで覆ってあげましょう。水が垂れる音を消すことができます。水がつたう紐を蛇口から垂らして音を消すのも良いでしょう。