木製家具のお手入れに役立つ6つのヒント
木製家具は、家のインテリアによく使われる一般的な家具で、家に温かみを与え、使う人の個性を表現してくれます。木製家具を長持ちさせ長期間大切に使いたいのであれば、木製家具のお手入れ方法を知る必要があるでしょう。
木材は、最も丈夫な素材というわけでも長持ちに適した素材というわけでもありません。つまり、木製家具を劣化させないためには、ほぼ毎日お手入れする必要があるということです。今回の記事は、木製家具を常に新品のように保ちながら長持ちさせるためのお手入れに役立つ、6つのヒントをご紹介します。
木製家具の6つのお手入れ方法
1.毎日掃除する
一見するときれいに見える家具も、毎日埃がたまります。木製家具のお手入れの1つ目は、毎日の掃除です。
乾いた布や雑巾を使って表面を乾拭きするだけで、ほこりを取り除くことができます。また最近では、木製家具ワイプも販売されています。
木製家具に汚れがたまると、木材に汚れが付着したり色が落ちてしまうことがあります。木製の家具を毎日掃除するのにそれほど時間はかかりませんので、ぜひ毎日の掃除を実践してください。
2.週1回ワックスをかける
木製家具のお手入れで大切なもう一つのヒントが、ワックスです。ワックスは毎日行う必要はありませんが、週1回のワックスは、木製家具のお手入れにとても効果的です。
1つ目のヒントのように、乾いた布で家具を丁寧に掃除した後、ワックスを塗りましょう。先に掃除をすることで、ワックスを使用したときにワックスが完全に透明になり、汚れがつくことはありません。古くなった布や柔らかな毛のブラシを使ってワックスを塗布してください。
基本的には、ワックスを1層だけ塗布し、乾くのを待ちます。必要に応じて、2層目と3層目のワックスを塗布することもできますが、次の層を塗る場合は、必ず最初の層(および2層目)が乾くのを待ってから行う必要があります。
3.アンモニアを使わない
木製の家具を掃除するのに使う製品の成分には、アンモニアが含まれていることが多くありますが、アンモニアの使用は避けてください。アンモニアは基本的に研磨剤なので、アンモニアを使えば使うほど家具は色を失い、輝きます。
私たちからの提案は、非研磨性のできるだけ自然な製品を使用することです。このタイプの製品を使うことで木材がすり減るのを防ぐ効果があります。また、アンモニアは危険な化学物質なので、自宅内で保管しないように気をつけてください。
4.木製の家具の上に熱いものを置かない
自宅にある木製家具の上に、熱いものを置かないように気をつけてください。熱は、木材に不可逆的なダメージを与える可能性があります。
熱による木材のダメージは、変色、柔らくなる、汚れるなどさまざまな範囲に及ぶ可能性があります。また、ワックスがすり減ったり、木材が膨張する可能性もあります。このようなダメージが起こった場合は、紙やすりなどで対処する以外に方法はありませんが、この方法でもダメージが必ず修復するという保証はありません。
5.天候、水、エアコンから保護する
木製家具のお手入れは簡単ではありませんが、それ以外にも、直射日光、水、エアコンなどの、あらゆるものから保護する必要があります。つまり、家具には常に十分な注意を払うことが大切です。
木製家具の主な「敵」は次の3つです。
- 太陽:直射日光は、木の持つ輝きと色を少しずつ奪い、時間の経過とともに家具がすり減る可能性があります。
- 水:ご存知のように、木材は水に弱い素材です。そのため、湿気の多い場所に家具を置かないようにしましょう。水は木材を柔らかくし、ひび割れを起こす可能性があります。
- エアコン:最初にご紹介した直射日光と同様に、エアコンも木製の家具に悪影響を与えます。エアコンの風が当たると、木材の色が落ちてしまう可能性があります。
6.汚れはすぐに取り除く
木製家具に何か液体をこぼした場合は、すぐに拭き取って掃除をしてください。すぐに対処することで、木材に汚れが付着するのを防ぐことができるでしょう。