ポーチってなに?:屋内・屋外ポーチの長所と短所
もうすっかり暖かくなりました。場所によっては暑くて汗をかいてしまう日もあるくらいです。そして、そんな良い天気を最大限に楽しむための方法の一つに、ポーチで過ごすというものがあります。
屋外にあっても屋内にあっても、ポーチは夏の夕暮れや家族や友人とのディナーを楽しむのにピッタリな場所です。
アメリカ映画でよく目にするようなポーチは一時期とても人気でした。その美しさは言うまでもなく、今ではもっとモダンで洗練されたポーチが登場しています。もちろんその機能性や魅力も損なわれてはいません。
今回の記事では、ポーチの全容についてご説明し、どれを選ぶべきか詳しく見ていきたいと思います。
ポーチとは?
ポーチという言葉を聞いてまず思い浮かべるのが、古いアメリカ映画ですよね。映画に登場するような大きな家は、全体がポーチに囲まれています。ポーチには庇がついており、ポーチブランコ、ロッキングチェアなどが揃っていて、さらに植木鉢に植えられたたくさんの花が飾られています。
ハリウッド風のポーチはひとまず置いておくとして、実際のポーチはパティオや庭にあったり、家の中にあったりしますが、家の裏側にある場合も珍しくありません。
ポーチはバルコニーとも呼ばれ、屋外に設置されている場合と屋内にある場合があります。
ポーチのいいところは、部屋と部屋とをつなぐ役割をしてくれる点と、それ自体がある種の部屋とも考えられる点です。
屋内もしくは屋外ポーチ?
ポーチを選ぶとなると考えなければならないことがたくさんあります。
使う素材、ポーチの場所、装飾方法などなど様々なことを考慮しなければならないですが、最も一般的な問題の一つがポーチを屋外に設置するか屋内にするかです。
このセクションでは、それぞれの長所と短所を比較していきますので、あなたに適した方を選ぶようにしてください。
屋外ポーチ
屋外の場合、ポーチはたいてい家の前方か裏側に設置され、庭やパティオへの道筋を示してくれます。
一般的に、屋外ポーチは二階建て構造です。上の階は普通バルコニーがあり、それがポーチの屋根の役割を果たします。
もちろん、全てのポーチがこの構造というわけではありません。ポーチがあるからといってその家が二階建てとは限らないですよね。
そこで、屋外ポーチをデザインし、組み立てる別の方法がいくつかあります。最も一般的なのが、パーゴラもしくは天蓋を使うやり方です。
屋外ポーチの最大の長所は、いい天気と新鮮な空気を楽しむことができるという点です。
しかし、悪天候から守ってくれるものが何もないので、これはまた最大の短所とも言えます。
屋外にあるので、家の中のその他の部屋と同じようには使えませんし、温度の調整もできないというのがもう一つの欠点です。むしろ、家とは全く別の場所のように気を使って手入れをしてやる必要があるのです。
こういった欠点があるとはいえ、もし一年を通して気候が穏やかな地域にお住まいなら、屋外ポーチは素晴らしい選択肢と言えるでしょう。
このタイプのポーチの目的は長時間過ごすようなスペースを作ることよりもむしろ視覚的に楽しい空間を作ることだと思います。日々使うのもではなく、たまにしか使わない場所だからです。
屋内ポーチ
屋内ポーチもまた、家の前方や裏側に設置されるのですが家の横にあることも多いです。
屋内ポーチの最大の強みは、悪天候から私たちを守ってくれるという点です。ですので、暑すぎたり寒すぎたりする日でもポーチを使うことができます。
とは言え、そういった極端な気温に対応できるエアコンがないなら、ポーチは全く使い物にならなくなってしまいます。
屋内ポーチのもう一つの強みが、エアコンが設置できるので快適な気温で過ごすことができ、書斎やダイニングといった他の部屋のように使える、という点です。さらに、悪天候から守られながらも外の景色は楽しむことができます。
そして最大の欠点が、屋外ポーチよりも予算が高額になってしまう点です。エアコンの設置も屋内にポーチを作る作業もお金がかかります。
屋内ポーチは以下のようなもので作られます。
- ガラス
- 壁付きパーゴラ
- 折りたたみ式のドア
まとめ
折りたたみドア付きのガラス製ポーチが、購入可能なものの中では最も実用的な屋内ポーチと言えるでしょう。これは、必要な時にドアの開け閉めが簡単にできるからです。
とは言え、屋内ポーチと屋外ポーチ、どちらのタイプのポーチも青空や家族との集まりを楽しむという点においてはかなりいい空間の使い方ですし、たくさんのメリットがあります。
そして考慮すべき最も重要なことは、ポーチをどんな目的で使いたいのか、ということです。