落水荘の歴史について:史上最高のアメリカ建築!

11 5月, 2019
アメリカにある落水荘は1930年代に建てられ、現在も世界中の建築家から大きく称賛されています。20世紀の建築において最も重要な作品の1つでしょう。

落水荘は近代建築において非常に重要な意味を持っています。これは、1930年代に近代建築の三大巨匠の一人と呼ばれるアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトによって設計されました。その素晴らしい建築物は現在も多くの人を驚かせています。それでは落水荘の歴史についてご紹介していきましょう。

落水荘の歴史

落水荘(フォーリングウォーター)として知られるカウフマンの住居は、世界的に有名な建築家であるフランク・ロイド・ライトによって作られました。この建物はアメリカ・ペンシルバニア州のベアラン川の滝の上に建てられています。

この家は間違いなくライトの最高傑作であり、近代建築においても画期的な偉業であると考えられます。アメリカ建築家協会は、この落水荘を「アメリカ建築における史上最高の作品」であると述べました。

落水荘はカウフマン家、エドガーとリリアン夫婦と息子のエドガーJr.のかつての家でした。彼らはピッツバーグ地域最大の百貨店を所有しており、大恐慌が来るまではそこの従業員らが夏のキャンプ場としてその敷地を利用していました。

落水荘は1937年から1963年までカウフマン家族が使用していましたが、夫婦が亡くなった後、エドガーJr.は家をペンシルバニア西部保護区に寄付しました。そして、1964年に協会は家を一般公開し、それ以来400万人もの人たちが落水荘を訪れています。

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落水荘の特徴

ここは元々、カウフマン家族が指定した場所ではありませんでした。ですが、敷地の地形が調査された後、彼らは家の場所を現在落水荘が建っている場所に決め、そしてのちにそれが国内で最も有名な家の1つとなったのです。

落水荘は徒歩でしかアクセスできないため、周りの森は現在も自然のまま残されています。ベアラン川はライトの建築デザインにおいて大きな役割を担っています。

落水荘は2階建てで、カンチレバーの美しいテラスがあります。家の中心はリビングにある暖炉です。そこの窓は別の階まで垂直に伸びていて、誰かが外から中を覗くことができないよう光を反射しています。

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川を越えた反対側には、石と周囲の木々を繋ぐパーゴラがあります。この場所は”forest of house”として知られており、ライトが自然の景観を尊重していることを最もよく示している場所です。

家の中には形、場所、配置がとてもユニークな部屋があります。玄関ホールを渡ると、ベッドルーム、バスルーム、エドガーのオフィスがある最上階までの階段の一番下に行くことができます。また、ここは音楽コーナーと水の階段を備えたリビングにも通じていて、ケーブルで吊るされた階段は下を流れる川へと続いています。

建設

ライトは落水荘の設計を考えるのに2時間しかかけなかった、と言われています。当初家族は、家は川の上ではなく川のそばに建てられると思っていたため非常に驚いたそうです。

落水荘は、岩のように周囲の森にある天然素材を建物の基礎と下部に使用して建てられました。ファサードの他の部分の色はベージュで、季節に応じて緑や茶色に変わる周囲の色とは対照的です。

落水荘のもう1つの大きな特徴は、八角形の形状と片持ちの壁です。ライトは周囲の景観を際立たせるためにそのような設計をしました。家の大部分は川をまたぐような形になっていますが、驚くほどの耐久力で数十年建った今も変わらぬ姿を見せています。

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ライトのエンジニアはこの建築プロジェクトについて大きな疑問を抱いていました。家の構造を強化するため、彼らは2枚の金属板を追加しました。このおかげで、家の完成後まもなくして地域を襲った竜巻にも耐えることができたのです。

落水荘は、建築または自然を愛する全ての人達が絶対に訪れるべき場所であるといっても過言ではありません。完成して80年建った今でも落水荘はその魅力を失うことがなく、毎年たくさんの人たちが訪れています