壁の色選び:よくある間違いと役立つアドバイス
家のインテリアやそれに合う色選びを間違えてしまうのは普通のことです。これは、家に合う配色を選ぶ正しい方法を、誰もが知っているわけではないからです。
また、自宅に合うか合わないかではなく、自分の好きな配色や色を衝動的に選んでしまうのはよくある間違いです。
今回は、間違いを修正するのに役立ついくつかのヒントをご紹介します。
室内の調和を維持するための調整方法や、色のぶつかり合いを避ける方法を学びましょう。
将来、壁の色を選ぶときに役立つヒントとなります。
すべてのツールを活用する
多くの人が、オンラインツールやソフトウエアを活用せずに、壁の色を選ぼうとします。
自分が家の壁に合うと思う色を選び、その色を実際に塗る前にどのように見えるのかを確認するオンラインツールが数多くあります。
オンラインツールを活用して配色を確認することで、オンライン上で自分のアイディアを客観的に見ることができます。
インテリアデザインの専門家が紙の上にデザインや配色をイメージした絵を顧客に見せることは多くありますが、一般の人が自分で絵を書いて客観的に配色を見ることはほとんどないため、現在のオンラインツールは私たちのアイディアを可視化するのに役立ちます。
塗料選び
ホームセンターなどで、塗料を実際に選ぶときに起こりがちな間違いをご紹介します:
- 自宅で試すことができるサンプルを使わずに色を選ぶ:気に入った色があればサンプルを請求しましょう。
- カラーチャートを見ただけで色を選ぶ:壁に塗ると色が違って見えることがあります。
- サンプルを使って家の一部だけで塗料を試す:自然光や照明によって塗料がどのように見えるのかを1日を通じて確認する必要があります。
- 低コストのマットペイントを選択する:つや消しとも呼ばれるマットタイプの塗料は、壁の外観を柔らかく見せる効果があるため、自然光の多い部屋に最適です。ただし、退屈で単調な雰囲気になる可能性もあります。マットペイントの過剰使用は、よくあるインテリアデザインの間違いの一つです。
- 最後に壁の色を選ぶ:家具を最初に選んだ後、壁の色を選択する人がいますが、全体のバランスを考える必要があります。
- 同じ部屋に複数の「強い」色を使う:コントラストが強すぎる傾向があります。
- 床の色とのバランスを考えない:壁の色と床の色の調和を考慮に入れる必要があります。
壁に塗料を適用する
壁に色を塗る場合に起こる間違いをご紹介します。
- 壁、家具、インテリアにあまりにも多くの色を使う:鮮やかな色のインテリアを目指す場合でも、バランス感覚を維持する必要があります。
- 塗料だけを使う:壁の色を選ぶときに、塗料だけでなく壁紙などの方法があることを考慮に入れましょう。
- 自然光と色のバランスを考えない:自然光の多い部屋で暗い色を使用すると、部屋がより快適に見えたり大きく見える効果はなく、代わりに、重い雰囲気の部屋になります。同様に、天井を暗い色に塗ると、照明と奥行きの点で調和感覚が損なわれます。
- 部屋ごとに異なる色を塗る:最近よくある間違いです。一つの部屋から次の部屋への連続性がなく、快適で調和のとれた環境を作り出すことからはほど遠く、気持ちが圧倒されることが多くあります。
- 1色だけを使う:部屋全体のインテリアに1色だけを使用するのも間違いです。シンプルさは演出できますが、同時に「退屈」な環境を作り出します。。
- 家具やインテリアとの調和を考える:1色だけを使うという間違いと関連していますが、壁の色を塗るときに、家具やインテリアの色を考慮に入れないと、部屋全体が重く単調に見える場合があります。
- 自然光があまり入らない部屋に白を使う:よくあるインテリアデザインの間違いです。自然光があまり入らない部屋に白を使うと、部屋が寒く居心地の悪い空間になる可能性があります。壁を白く塗る代わりに、大理石、バニラ、クリーム、ベージュなどの温かみのある中間色の使用を検討してください。
完璧な色の組み合わせ
完璧な色の組み合わせを見つけるためには、これまでに説明したすべてを念頭に置く必要があります。
メインとなる色、補色、そして対照的な色を選択することをお勧めします。
次のアドバイスに従ってください。
- 空間の60%はメインカラーで装飾する
- 空間の30%は補色
- 空間の10%は対照的な色
壁を完璧な色にするためには、メインカラー1色を選んでから、明るめの色と濃いシェードカラーを組み合わせます。
また、家具、床の色、天井の色、そしてインテリアとの調和を考慮に入れることを忘れないようにしましょう。