アレサンドラ・ブランカ: 一流デザイナー
アレサンドラ・ブランカはデザイン業界で既にブランドとなった名でしょう。彼女の美しく色褪せないクラシックスタイルは何年にも渡り、世界中の人々の心を魅了し続けています。
現在アメリカを拠点に活動し、ローマ、ニューヨーク、そしてシカゴにオフィスを持つイタリア人デザイナーである彼女は、とても特色のあるスタイルを持っています。
生まれ、育ち共に永遠の都、ローマ。アレサンドラ・ブランカは彼女のイタリア人としての生い立ちや背景をデザインのインスピレーションにしています。彼女は美の目利きでそのセンスは一流であり、市場で見つけたビンテージを組み合わせ、いつくもの素晴らしいデザインを創り出すことを得意としています。
アレサンドラ・ブランカスタイル
アレサンドラ・ブランカはそのユニークな色の使い方が有名です。その類まれな才能でエネルギーと生命力溢れる部屋を創り出すのです。ブランカ自身は彼女の色に対する理解と使用は偉大な画家であるカラヴァッジオとジョットに影響されたものだと明言しています。
ローマという場所はブランカにクラシック芸術に囲まれて育つという機会を与えました。その結果、彼女のスタイルはルネサンス期の芸術に大きく影響を受けています。しかしブランカは他の国からも多くのインスピレーションを受けており、イタリアの古代ローマの芸術とイギリスの豪華で快適な家の組み合わせ、フランスデザインの官能性、そして落ち着いた感じのあるアメリカのスタイルなどがそれです。
彼女のユニークなデザインは国際的なスタイルを混ぜ合わせた至極品です。例えば、インドスタイルの模様とダマスク織が隣同士にあっても珍しくはないのです。
ブランカは貴重な美術品をローカルマーケットで購入した作品と一緒に置くのも好きです。これをすることで部屋をより現実的に仕上げます。彼女のデザインは見るためでなくそこに住むためのデザインなのです。
情熱と共に個性を持たせる
アレサンドラ・ブランカはインテリアに個人的なタッチを加えるのを好みます。経験豊かな彼女の賢いアドバイスの一つに、あなたの好きなものや趣味がどんなものであれ、自宅のインテリアに加えるべきだ、というものがあります。
旅行、ガーデニング、写真など、どんなものがあなたが好きなものなのかは重要ではありません。旅行中に得たアイテム、お気に入りの植物、もしくは古いアルバムを置くのでも良いです。あなたの情熱を自宅に組み入れる方法は常にあります。
さらに、アレサンドラ・ブランカは優れたディティール創りの達人です。これは間違いなくイタリア育ちと故郷ローマから来た特徴でしょう。デザインにおいて彼女の使用する手法は精巧で洗練されているのです。日本の漆と花のブーケが頻繁に使われます。
彼女はデザインに赤を使うのも大好きで、さらにピンクのインテリアへの組み入れ方は一流で、誰よりも良く知っています。インテリアデザイン界ではピンクを使いこなすのは容易ではないことです。
彼女のデザインするすべての部屋は建築への強い想いを表しています。彼女は最高のインテリアを創り出すために賢くクラシック模様とアンティークを配置していきます。
ドルチェ・ヴィタ式
時代の異なるクラシック素材や家具を混ぜるのは真の芸術であり、ブランカが極めたものでもあります。リージェンシー様式のアームチェア、ダイレクトイヤースタイルの家具、そしてダマスク模様の混合は彼女が斬新な色のコンビネーションを創り出すキャンバスを形成します。
ブランカはクラシックなテイストを実用的で快適な素材と合わせるのが大好きです。例えばリビングにイタリア製のアームチェアとゴールドベルベットの装飾が施されたソファーが共存していたりします。
美と機能性の融合
アレサンドラ・ブランカの色彩の世界
ブランカは各デザインに強い特色を持たせており、それは他のどのデザイナーとも異なります。
彼女のユニークなスタイルは美しさの為に生きる人向けだけでなく、美と共に生き、それを生活の一部にしたい人向けでもあるのです。これはとても惹きつけられるコンセプトですし、同時に写真に収める為以上の目的で最新のファッションの家を作りたいデザイナーにとって大きな挑戦です。
ブランカのインテリアデザインが施される場は、そこで人が思い切り生きるためのものです。彼女のインテリアデザインへの情熱と古いヨーロッパスタイル、それに芸術の愛と古代ローマの芸術の混合したものが、彼女のすべてのデザインを通して輝くスタイルとコンセプトのるつぼになったのです。
ブランカは２０１３年に美しい生地のラインナップを含めた初のホームアクセサリーコレクションを発売し、大成功を収めました。
彼女の非の打ち所のなく非常に特色のあるスタイルはいくつもの賞を受賞し、インテリアデザイン界から賞賛を浴びました。その結果、彼女の名はアメリカの最高のインテリアデザイナーの一人として２０１１年、２０１２年、そして２０１３年のElle Docor’s A-listに加えられました。