バスルーム内の最適なレイアウトとは?
バスルームリフォームの際に皆悩むのが、バスルーム内のレイアウト。その配置にはパターンがいくつかありますが、「この配置で全て解決!」というレイアウトはありません。あるバスルームにぴったりのレイアウトが他のバスルームではいまいちなこともよくあるものです。
バスルームのレイアウトを決める時には、気をつけるべきさまざまな要素があります。例えばバスルームにどれだけスペースを割けるのかしっかり把握しておくことは大切です。
他には、使う人数やそれぞれのニーズも考慮すべき要素です。
言うまでもないことですが、よいレイアウトとは、バスルームのスペースが無駄なく、動線がよく考えられていることです。
本記事では、バスルームの形状ごとにおすすめのレイアウトを提案し、最高のレイアウトにするためのヒントを3つご紹介します。
狭いバスルーム
狭いバスルームの理想的なレイアウトはU型です。こうするとスペースをフルに活用できます。
このタイプで一番おすすめなのはシャワーやバスタブの反対側に置かれた洗面台の後ろにビデやトイレがほぼ隠れるレイアウトです。
広いバスルーム
広いバスルームはおそらく間取りを考えるのには一番簡単なタイプでしょう。いくらでも好きな間取りにできます。
スペースを活用する素晴らしいアイデアをひとつ紹介します。壁やドアでスペースを2つに仕切るのです。
手前には、トイレやビデを配置し、 奥にはシャワーや洗面台を置きます。
長方形のバスルーム
通常細長く狭いのが、このタイプのバスルームです。
このタイプにおすすめのレイアウトは、俗に「配電図」として知られています。 トイレやビデ、洗面台は壁を背にして一直線に配置し、バスタブやシャワーは後ろの方に配置します。
小さなバスルーム
近年多くの都市型のアパートでは、居住スペースが狭くなりがちです。
スペースが狭くなると言うまでもなくその影響がバスルームにも及びます。
このタイプのバスルームにおすすめのレイアウトは、全てのパーツを平行に配置しガラスで仕切ることです。
例えばシャワーやバスタブをガラスで仕切ると、バスルーム全体が広く見えます。
スペースが少なくて済むスライドドアもおすすめです。
使いやすいバスルームのレイアウトにするには
本記事の最後に、使いやすいバスルームのレイアウトにするための基本的なアドバイスをご紹介します。
まず全てのバスルーム構成品をできるだけ一直線に配置するようにすることが不可欠です。これはどんなタイプのバスルームでも応用できます。
次に、邪魔にならないよう一番大きなものをバスルームの最奥に配置してください。
しかし稀に、トイレやビデを「隠す」ために洗面台をバスタブの後ろに置くことが一番な場合もあります。
最後に動線の重要性を意識することが大切です。
例えば、シャワーの床材に、バスルーム全体と同じものを使うと統一感が出て広々とした空間に見えます。
まとめ
完璧なバスルームの配置を実現するのであれば、最も大切なのは具体的なプランです。
全体的な視点を持つのに役立つ以下の質問を自問自答してみましょう。
- トイレ: タンクはある? タンクは組み合わせ式それともタンクレス?一体型トイレにする?
- 洗面台: ダブルボウルを置く余裕はある? 平均より小さめの物を置く必要はある? カウンターを置くスペースはあるそれとも置き型にするべき?
- シャワーかバスか?
- ビデは必要?
何よりもまず、バスルームは、あなたや家族の需要を満たす使いやすい空間でなければなりません。
そうするためには、家族や朝の習慣を考慮することが大切です。またバスルームを複数持っているのであれば、誰がどれを使うのかも考慮します。
本記事の最初に述べた通り、家族やバスルームのスタイルは十人十色なので、「この間取りならどんなスタイルにもばっちり」というレイアウトはありません。しかし本記事のアドバイスは、バスルームのレイアウトをよりシンプルに考えるのに役立つでしょう。