寝室の風水について知っておくべきこと
今回は寝室に焦点を当て、古くから伝わる知恵である「風水」と、どのように調和するのかについて説明します。古代の伝統である風水によると、寝室は眠るだけの場所ではなく、ロマンスやリラクゼーションの場所でもあります。そして風水では、寝室は神聖な空間であるため、そのことを念頭において寝室作りを行う必要があります。
風水の伝統を元に寝室のインテリアデザインすることで、正のエネルギーの流れを確実に作り出すのに役立つでしょう。正のエネルギーとは、私たちの内部で放出され、栄養となり心を刺激するタイプのエネルギーです。
風水に基づいてデザインされた寝室は、穏やかでリラックスした気分になるのを助け、夜間の長時間の睡眠、ちょっとした昼寝、そしてパートナーとの情熱的な時間に最適な空間になります。
風水に基づく寝室作りで大切なプロセスの第一段階は、しっかりと掃除と整理整頓を行うことです。不要なものを処分したら、セージ、ローズウッド、または杉のお香を焚きましょう。
お香により、気(生命力)を調整するための適切な場所として寝室作りを始めることが保証されます。ここからは、風水に基づいて寝室を作り上げるためには、何をする必要があるかをさらに詳しく見ていきます。
寝室における風水の活用方法
テレビとコンピューターを置かない
テレビやコンピューターを寝室に置くと、室内の良いエネルギーは完全に破壊されます。テレビとコンピュータは、どちらも仕事や毎日の生活から生まれるストレスを寝室に持ち込む可能性があります。その結果、寝室でも落ち着かない状態が続き、健康に悪影響を及ぼすでしょう。
同じことが運動器具にも当てはまります。寝室に運動器具を置くことも、風水は禁じています。運動器具は、パートナーとの関係に集中できず気を散らせる原因になります。
空気の質を保つ
風水においては、部屋の空気の質がとても重要です。可能ならば、窓を頻繁に開けたり、空気清浄機を設置することをお勧めします。寝室には、新鮮な空気と酸素をたくさん取り込むことが大切です。
風水に関して、部屋の中の植物は、空気を浄化する理想的な方法だとは考えられていません。とても大きな植物で、ベッドに近すぎない場合にのみ、寝室内に置いて良いとされています。
風水のガイドラインの範囲内で寝室を浄化する優れた方法の一つが、エッセンシャルオイルを使用する方法です。しかし、ここで注意することがあります。エッセンシャルオイルを使う場合は、天然のオイルかどうかをしっかりと確認してください。ただ香りがついているだけものは、一般的に有害なオイルとされています。
ベッドに関するルール
風水において、寝室のベッドに関する基本的なルールが3つあります。
1つ目はどちら側からもベットに入ることができるようにするという点です。2つ目は、ベッドの両側にそれぞれ1つずつ、合計2つのナイトスタンドが必要であることです。 最後になる3つ目は、ベッドがドアの正面にまっすぐ置かれていないことを確認するという点です。
また風水では、見た目とバランスの良いベッドを用意することも重要だとされています。風水の伝統はすべて、調和とエネルギーに関連しています。つまり、寝室の調和とエネルギーは、良いマットレス、高品質のシーツ(理想としては天然繊維でできているもの)、そしてしっかりとしたヘッドボードを意味します。
風水の寝室に最適な色
風水に基づいた寝室作りに必要な色を選ぶ時には、可能な限りエネルギーの最高の流れを生み出す調和とバランスを維持する色を目指してください。これは安らかな睡眠を得るのに役立ちます。
風水に基づいた寝室において優先されるべき色は、「肌色」と呼ばれる、白から濃い茶色、そしてその中間色のすべてです。このスペクトルの範囲の色ならば、適切な選択と言えるでしょう。
ドア、引き出し、整理整頓
夜間には、部屋の引き出しとドアを閉めてください。これには、クローゼット、バスルーム、ドレッサー、寝室へのドアをすべて含みます。
ドアを閉めるというのは、より栄養のあるエネルギーの流れを作り出すのに役立ちます。また風水では、室内に鏡を多く取り入れすぎないようにすることを推奨しています。これは、鏡が睡眠を妨げるからだと考えられています。
クローゼットとドレッサーは、つねに清潔にそして整理された状態を維持することも重要です。これは、眠る部屋である寝室に静けさと平和を生み出す効果があるからです。
部屋のドアと窓の関係とその相互作用にも注意を払う必要があります。風水における気が、部屋を抜け出ていないかを確認してください。
風水の寝室
寝室にどのようなインテリアスタイルを取り入れたいかに関係なく、今回のような簡単な風水のヒントを常に参考にして、寝室がポジティブなエネルギーに満ち、健康回復に役立つ場所であることを確認してください。基本的なコツは、なんとなくではなく意図的に、注意深く、そして愛情を込めてすべてを選ぶことです。
自分の寝室の状態が、今回ご紹介したもののどれにも当てはまっていなくても心配はいりません。少しずつ計画を立てて変更し、風水が寝室に絶妙なバランスの取れたエネルギーをもたらすまで続けてください。