寝具の最新トレンド2018年版!
他の装飾アイテムのトレンドと同様に、寝具の最新のラインナップの発表には人々の期待が集まります。毎年年末になると、メーカーは新しいラインナップを売り出し始め、そのうちのいくつかが翌年のトレンドとなるのです。
特にインテリアデザインへの関心が高い人たちが、新製品のニュースを今か今かと待っているでしょう。
カーテン、カーペット、寝具などのホームテキスタイルは、ファッションのように、その年によって大きく流行が変わってしまうようなものではありません。だいたいの場合、前の年と似たようなものがトレンドになりがちです。
一番変化があるのは、デザイナーが用いる色です。
この記事では、2018年の寝具の最新トレンドについて詳しく紹介したいと思います。
2018年の寝具、カラーのトレンドは?
2018年の寝具のカラーバリエーションは興味深いものになっています。
まず一つ目のトレンドとして、クラシックでニュートラルなトーン、つまり白やベージュ、グレーといったカラーのものが挙げられます。こういった色は部屋に明るさと爽やかさを与えてくれますし、自然な雰囲気を作り出してくれます。
流行に左右されないのがこういった色のいいところです。時代遅れになることはないので、毎年繰り返し同じ寝具を使うことができますし、その時々の流行に合うような別の色・柄のものと組み合わせて使うことができます。
それに、淡くナチュラルな色は季節を選ばないので、一年を通して素敵に見えます。
一方で、パイナップルイエローやコーラルレッドなどの明るい色も見られます。これは最近流行のトロピカルテイストの寝具に特徴的なカラーと言えます。ミレニアルピンク(淡いピンク)やワインレッドもまた、2018年の寝具のカラーの中で最も人気が高かったものの一つです。
ダークカラーに関しては、エレガントさや品格を感じさせるような、斬新なボトルグリーンがトレンドです。
そして最後に、満場一致で2018年の寝具カラーの王者は、–実際には2017年の王者であるとも言えますが–、インディゴです。この藍色はとてもエレガントですし、部屋に強烈な個性を与えてくれます。
絶対に持っておきたい最新寝具の生地トレンドとは?
寝具用の生地は季節によって様々です。 春や夏に最適な薄手のものもあれば、冬用の分厚いものもあります。
2018年、インテリア用生地の中で最も支持を集めたトレンドは、環境に優しい自然素材の生地です。
環境問題に関心を持つ人が増えている中で、その視線はどのようにテキスタイルが作られているか、という点にも向けられるようになってきています。
まず、テキスタイル産業が世界でも最も環境汚染への責任が大きい産業の一つであるという事実にも触れておく必要があります。温室効果ガスを排出しているだけでなく、汚染水により川や水源地を汚染していることもあります。さらにこの産業が消費する水やエネルギーの量の多さはいうまでもありません。
こういった事情を踏まえると、2018年はオーガニック染料で染められたテキスタイルが増えていく年になるでしょう。
染料に生地を浸して染める、タイダイ染めを再び楽しんでいる人もすでにたくさんいます。染めた後の生地は個性的でヒッピー風なものになります。
寝具:2018年に流行するスタイル
今年のテキスタイルの流行は、寝具のトレンドのところで見てきたように、よりエキゾチックなスタイルを取り入れています。
様々な文化様式を取り入れたスタイルが、来シーズン最も目立ったトレンドになるでしょう。アフリカ文化やインド文化、モロッコ文化の影響は明白です。
こういったスタイルは、人々の視線を集めるようなデザインが特徴的ですが、これはただ柄が独特なだけでなく、明るい色使いによるところも大きいです。
今年のもう一つの目玉となっているトレンドは、夏にぴったりなトロピカルスタイルで、ボタニカル柄もまた同じように人気が高くなっています。
2018年のスタイルは自然に影響されたものとなっており、自然を生活の真ん中に取り入れようという意識が垣間見られます。
質感、手触り
質感や手触りの面では、2018年は本当に異なる素材の組み合わせが流行る年だと言わざるを得ません。
クッションや毛布など、異なる質感の要素をベッドの上で組み合わせることが最も人気の高いトレンドの一つとなるでしょう。
この組み合わせのトレンドは、快適さを与えてくれるのと同時に見た目にもハッとさせるようなものを作り出そうとしているのです。
また、極太の毛糸で腕編みされたチャンキーニットは、2018年の寝具界の一大スターだった言えるでしょう。
フェイクファーを使った枕や、ふさ付きの枕、ビロード製・コットン製・ウール製の枕と腕編みの毛布は最高の組み合わせです。
最後に
2017年から2018年にかけて寝具のトレンドはまた変わりました。
昨年からみて一番変化があったのはカラーバリエーションです。
しかし、2018年の寝具の中には、2017年に流行しはじめたものが引き続きトレンドになっているものもあります。
例えば、流行りのトロピカルスタイルや花柄は一昨年の夏にも流行していました。
インド風やモロッコ風など、その他のスタイル、中でも特にボーホースタイル(ボヘミアンとソーホーを掛け合わせたスタイル)やその他のエキゾチックなデザインは絶大な人気を誇り続けています。
ベッドの上に異なる質感の布団やクッションを組み合わせて重ねるスタイルは、北欧のスタイルやインダストリアルデザイン、ラスティックデザイン(田舎風で素朴なデザイン)の影響を大きく受けています。
2018年の大本命は明らかに北欧風キルトです。今年はとにかく、通常よりも多くのニットが、特に暖かい時期に出回っているのです。
また、生地を選ぶにあたり、環境へ配慮する人が増えていることも、今年の最大の寝具トレンドの一つであることは間違いありません。
この傾向は流行の真ん中にあり続けるべきですし、今後、もっとたくさんの人々が環境に配慮した寝具選びをするようになっていくことを願います。
環境に優しい生地で作られた寝具が売り出されることはエコ活動の表れですし、地球を気に掛けることは人類の生活の全ての側面に影響するのです。もちろんその中にはインテリアデザインも含まれています。
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