クローゼットの正しい選び方
クローゼットはどの家においても家具のレイアウトや装飾を完成させるのに欠かせない存在です。第一に、衣類をしまっておくのに必要不可欠ですし、それだけでなく装飾アイテムとしての役目も果たしてくれます。そして、そのデザインやスタイルの種類は多岐に渡ります。
適切なクローゼットを選ぶのは簡単ではありません。スタイルもサイズもタイプも使われる素材も本当に幅広いバリエーションが用意されているので、部屋のスタイルに合わないものを選んでしまう可能性の方が高いのです。
クローゼットの購入はいい買い物になるはずですし、一度購入したら一生使い続けられますよ。だからこそ、適切なものを選ぶ必要があるのです。
この記事では、あなたにとって完璧と言えるクローゼットをチョイスできるように、いくつかコツをご紹介します。
コツ #1: クローゼットのタイプ
まずは、どんなタイプのクローゼットが必要なのか考えてみましょう。
十分な広さのあるご自宅の場合は拡大可能なタイプのクローゼットを選ぶのがベストです。これにより、必要な分だけ追加で収納スペースを付け加えることができますし、クローゼットのサイズも変更することができます。
しかし、もしそんなにスペースがないならビルトインクローゼットをオススメします。
コツ #2: クローゼットを置く部屋
二つ目に検討すべきは、どこにクローゼットを置くのか、という問題です。クローゼットには本当に様々なスタイルのものがあります。子供用のクローゼットはゲストルーム用あるいはダブルベッドルーム用のクローゼットとは全く異なりますし、ウォークインクローゼットとも別物なのです。
また、クローゼットを部屋の他の装飾と調和させたいのか、それとも際立たせたいのか、もしくはあまり目立たないようにしたいのか、といった事柄についても決める必要があります。
コツ #3: 誰が使うのか
誰が使うのかによって選ぶべきクローゼットのサイズが変わってきますので、これもまた大切な問題です。
例えば、一人暮らしのご自宅の場合は、もちろんあなたしかクローゼットを使う人はいませんので、お好きなサイズのクローゼットを選んでいただいて構いません。
しかし、例えば同じ部屋で寝起きするお子さんが二人いる場合、小さめなクローゼットを二つ用意するのがいいのか、それとも大きなクローゼット一つを二人で使わせるのがいいのか、といった事を考えなければなりません。
ダブルベッドルームについても同じことが言えます。一つのクローゼットを共用で使うなら、二人にとってどれが最適なのかを考える必要があります。
もしクローゼットのことで揉めたくないなら、拡大可能なものを購入するのがベストです。そうすれば衣類の整理がグンと楽になるはずですよ。
コツ #4: クローゼットの扉
クローゼットの扉には、たくさんの種類があります。
まず、ちょうつがい式の扉です。この伝統的なタイプの扉は、どのクローゼットを選んでもたいして違いはありません。
このタイプの扉を選ぶなら、クローゼットの前は少なくとも45cmは空けておけば、扉を開くときに何かにぶつかってしまう危険が無くなります。
次に、引き戸タイプの扉です。このタイプは、二つの戸が平行に行き来するだけなのであまり場所を取らずにすみます。
最後に、開閉式の扉です。こちらのタイプは他の二つよりも普及していませんが、選択肢の一つではあります。
どの扉を選ぶべきかは、部屋にどれくらいのスペースが余っているのか、またそのスペースはどれくらい奥行きがあるのか、にかかっています。
例えば、奥行きがあまり無いクローゼットの場合は、ちょうつがい式の扉がベストです。
とは言え、これはどこにクローゼットを置くかで変わってきます。ちょうつがい式や開閉式の扉は他の家具の邪魔になりかねないのです。
コツ #5: クローゼットの内側
クローゼットの内側がどんなデザインになっているのかも重要ですので、購入前にしっかり考えるようにしてください。
適切なものを選ぶためには、誰が使うのか、そしてどこに置くのか、この二つを考える必要があります。
普通、小さめなものあるいは中くらいのクローゼットであれば、少なくともハンガーをかけられるバーが一本と、畳んだ衣類をしまっておけるスペースと、最低一つは引き出しが備わっているはずです。これ以外の部分については、個人的なニーズに合わせて決めるといいでしょう。
最近では、収納スペースを増やし、衣類を整頓しやすくするために拡大可能なタイプのクローゼットがたくさん出ています。
必要なパーツを全て揃えれば、ご自身でクローゼット全体をカスタマイズすることも可能です。
まとめ
理想のクローゼット選びはそんなに複雑なものではありません。ご紹介した5つのコツを参考にすれば、かなり簡単に選ぶことができますよ。
そして、買うのは一度でも計測は二度行うべきです。クローゼットを家に持ち帰る前に、正しく計測できているかどうか今一度確認しましょう。
最後に、買いに行く際はいくつかのお店を見て回ることをオススメします。そうすれば、市場に出ている全ての選択肢を吟味することができますよ。