最高のインテリアデザイン:シャビーシック
シャビーシックスタイルはインテリアデザイン業界のトレンドとなっています。
最近では何にでもビンテージを取り入れるブームの中でシャビーシックが脚光を浴びているのです。シャビーシックはビンテージスタイルの一種だという人もたくさんいますが、この2つにははっきりした違いがあります。
しかしこの2つに違いがあるとは言っても共通の部分があります。シャビーシックは気軽に、しかもあまりお金をかけずにできるため人気があるのです。ではシャビーシックスタイルについて、そしてこのスタイルの外せないポイントを詳しく見ていきましょう。
シャビーシックの始まりは?
イギリスのデザイナーが新しい装飾スタイルとして提唱し、シャビーシックという言葉が1980年代に登場しました。このスタイルは、ビンテージ風の派手目なペイントや見た目が特徴です。
インテリアのスタイルとしてシャビーシックはイギリスの田舎、色あせた古いソファやカーテン、絵画のある大きな貴族の邸宅で生まれました。
シャビーシックのコンセプトは使い古した感のある家具や調度を一部使うというアイデアに基づいています。これらのアイテムを使う際は、現代的な家具にもなじむようにしましょう。
シャビーシックスタイルはヨーロッパだけでなくアメリカにも広がり、ロサンゼルスやサンフランシスコのような大都市で人気となりました。また、このブームのおかげで、アンティークの人気が再燃し、価値が高まり、アンティークレースや時の流れを感じさせる古い調度品、花をモチーフにした飾りのようなアイテムが欲しがられるようになったのです。また、これまで使われることの少なかったパステルカラーのような色が人気となりました。
シャビーシックとは?
シャビーシックスタイルは、「古びたもの&シック」という意味です。アンティークやアンティークに見えるものを現代的なアイテムと組み合わせるのがシャビーシックスタイルのコンセプトで、この点を踏まえれば、ビンテージスタイルとシャビーシックスタイルの違いがわかるでしょう。
この2つのスタイルの根本的な違いは、ビンテージスタイルが色やデザインにあまり縛りがない一方、シャビーシックスタイルはパステルカラーや角のとれたデザインが好まれがちな点です。
どちらも年代物の調度を活かしますが、シャビーシックスタイルの方がビンテージスタイルよりロマンチックでフェミニンな雰囲気を醸し出すのです。
共通の色
シャビーシックスタイルで存在感があるのはパステルカラーで、白が主な色になります。
他の色を取り入れることもできます。とりわけゴールドのような古典的で優雅な雰囲気の色がデザインに合います。
ゴールドを取り入れる前はパステルカラーには合わないように思ってしまうかも知れません。しかし組み合わせるコツがわかれば、ほどよく調和させることが可能です。
例えば、ゴールドのビクトリア朝風のフレームが付いた鏡がおすすめです。ビクトリア朝風のフレームなので古風なアイテムとなりますが、それと同時にシックな雰囲気も出ます。他の調度品に合わせるためのパステルカラーを見つけることもできるので花がプリントされた布ものや壁紙、生花を探してみましょう。
外せないアイテム
やはり以下のようなアイテムがシャビーシックスタイルには欠かせません。
- ベッドや鏡台のような部分的に鉄を使った家具:鉄で装飾があればなおよし。
- 木製家具:素朴な木材であればあるほど良いです。アンティークに見えることを重視しましょう。またその家具が使用感のあるようにみえるよう異なる復元テクニックを使いましょう。古ぼけた感を出した仕上がりにしてみてください。
- ディナーセット:ディナーセットもこのスタイルでは大切です。不規則な縁があしらわれた丸皿が入ったレトロなディナーセットは完璧な雰囲気を醸します。
- 古い燭台:これはシャビーシックなインテリアの雰囲気を強化するもうひとつの鍵です。また、古いフレームがついた鏡を使うのもよいでしょう。
まとめ
シャビーシックスタイルは近年人気が出てきたスタイルの一つで、その理由はアンティークにモダンなものや新しいものを合わせるという独創性です。また、これが上手にシャビーシックスタイルを実現するコツです。
このスタイルを取り入れるには大きな出費の必要はありません。DIYで家具をエイジング加工することもできますよ。