リビングの装飾をナチュラルスタイルに!
2018年は、他の部屋と同様にリビングにおいても、ナチュラルスタイルの装飾への人気がありました。このスタイルを実現させるための材料や素材・色には幅広いバリエーションが存在するので、私たちの思いのままに使うことができます。
一般的には、ミニマリズムにも共通するような、なるべく少ない家具で装飾する、というスタイルです。さらに、ここ数年間でかなり人気が高まったヴィンテージスタイルが、ノルディックスタイルに代わってトップトレンドとなっています。
ナチュラル装飾におけるこういった変化の弱点を一つあげるとすれば、使う素材にいくつか欠点があるという点ですが、だからといってその見た目の素晴らしさは否定できません。
ナチュラルスタイルの装飾に使える素材についてご紹介する前に、このスタイルで主に用いられる色について簡単にみていきましょう。
- 森林を思わせる色:最も目立つのがグリーン(特にダークグリーン)で、他に黄土色やアースカラーなどがあります。自然と強く結びついた色です。
- 鉱物染料:青や紫、バイオレット系の色です。
こういった色が使われた壁紙を貼るのもいいでしょう。その場合、手書きでペイントされたものが理想的です。これらの色を使えば、森や海辺や花など、自然の風景を再現したような装飾も作ることができます。また、ナチュラルスタイルでは白もよく使われますが、これらの色と白を組み合わせるのもオススメです。ナチュラル加工の素材を使っても構いません。
ナチュラルスタイルのリビングには自然由来の繊維を
次に、ナチュラルスタイルの装飾でよく使われる自然由来の繊維(植物や動物から作られる繊維)をいくつかチェックしてみましょう。
- 枝編み細工:小さな枝編み細工のカゴがあると収納に使えて便利ですし、中くらい〜大きめくらいのサイズのものを、棚や床に置いて使うのもいいでしょう。
- 籐:籐は、カゴや家具、鏡のフレームなどによく使われる素材です。
- 亜麻:ブラインドやカーテン、またはソファやクッションのカバーに用いられます。
- コットン:主にイス張りに使われる素材で、美しい柄やデザイン付きのものあります。
- ジュート:アームチェアなどの家具を覆うカバーやタペストリー、カーテンなどに使用することができます。
- サイザル麻:装飾品をかけておくためのヒモやコードとして目にする機会が多いですが、マットやラグの材料としても使われます。
- ウール:とても多才な素材で、ブランケットなどに用いられます。ブランケットは使用しないときでもソファにかけておくと装飾品としての役目も果たしてくれるでしょう。
その他の素材
- 木材:あまり加工がされていない、出来るだけ自然な状態に近いものが理想的ですが、リサイクルの木材でも構いません。パレットを使うなら、低めのテーブルにしたり、ソファやベッドの土台にしたり、棚や収納スペースにするのもいいでしょう。床をフローリングにするのもいいかもしれません。
- 粘土:花瓶や植木鉢などの装飾アイテム、あるいは床のタイルなどによく使われます。
- コルク:何かの容器やコースター、小さなランプといった装飾アイテムに使われることが多い素材です。コルクボードを買ってきて壁に飾ったり、むしろ壁全体をコルクボードにしてみても面白いでしょう。こうすれば、メモを貼っておいたり写真を飾ったりデコレーションをしたりして楽しめます。インスピレーションの詰まった壁になりますよ。
- 麻布:テーブルに置く飾りの材料として、もしくは家具のカバーとして使える素材です。さらに、コーヒーやその他の品物などが入っていた古い麻布の袋を再利用することもできます。見た目はエレガントとは言い難いですが、クッションカバーやカーテンすらも麻布で作ることができます。
- レザー:白やベージュ、茶色等の色合いの家具に使われることが多いです。
- 紙:壁紙はとても重要で、中でも手書きのものがいいでしょう。柄やデザインは無限に存在します。折り紙のやり方などを参考に、紙で何か小さな飾りを作ってみるのもいいでしょう。リサイクルの紙を使ってくださいね。作り終わったら、シンプルに糸やヒモなどで棚に掛けて飾ってみましょう。
- 竹:床や壁の裏張り、家具などに用いられます。
まとめ
最後に覚えておいていただきたいのが、これまでご紹介した素材や色を使う以外にも、植物を飾ることによってリビングのナチュラル装飾を際立たせることができる、ということです。
統一感があって首尾一貫したリビングにしたいなら、ご紹介した素材・色の中から数種類のみを相性良く組み合わせてしようするようにしてください。そうすることで、あたたかみもあってナチュラルさも感じられるような、バランスのいいリビングを作り上げることができますよ。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。