サボテンを育てるにはどんな種類がおすすめ?
寝室やキッチン、そしてお庭に飾るのに最適なサボテンの種類はたくさんあります。サボテンについて詳しく知ることはインテリアへの活用にとても役に立つでしょう。
サボテンは今とっても流行っている植物です。ギフトとして選ばれることも多く、家だけでなくレストランなどのお店で飾られることもよくあります。そしてサボテンは種類によって特徴が異なっています。今回はそんなサボテンについて詳しく説明していきます。
サボテンの一般的な特徴
サボテンはインテリアとして飾るのにピッタリの植物なので、オシャレなイメージを持つ方が多いですが他の目的でも用いられれる事もあります。サボテンは見ているだけで楽しい植物ですし、ほとんどお世話がいらないため家で飾るのにはうってつけです。しなくてはならない事というと時々水をあげることくらいです。さらに、サボテンの中には育てるのが簡単な種類もたくさんあります。
リプサリス・バッキフェラ以外の全てのサボテンはサボテン科に属しており、アメリカ大陸が原産です。暖かい地域や砂漠、熱帯地域で見つけることのできる多肉植物のサボテンは様々な環境に適応してくれるため、ヨーロッパ、アジア、アフリカでも育てることができます。必要なのは乾燥した土と十分な量の日光です。また、サボテンは湿度の高い環境は好みません。
サボテンは水分を補給するためにトゲの中に水を貯めています。円柱形や平らな形、または球形など色んな形があり大抵は常に緑色です。果実は一般的にベリーの見た目をしています。
どんな種類がある?
多肉植物は本当にたくさんの種類がありますし、その中でもサボテンは最も人気があります。そして、私たちがインテリアに取り入れることのできる種類も多くあります。それではいくつか見ていきましょう。
1.サンペドロサボテン
このサボテンの学名は Echinopsis pachanoiで、原産は正確にはペルーとエクアドルの海抜1000~3000メートルの場所に生息しています。肥沃で水はけの良い土壌を作ってあげれば簡単に育てられるでしょう。山の気候の典型でもある昼夜の気温変化にも耐えることができます。
サンペドロサボテンは装飾用に使われるだけではありません。古代アメリカ入植者はこのサボテンが神経や心臓、感染症、関節痛を治療する効果があると信じてきました。また、これは細長い緑色の茎と、黄色い中心をもつ白い花を咲かせます。
2.キンシャチサボテン
キンシャチは「サボテンの王様」として広く知られています。これはメキシコ固有の種類ですが、最近では世界の他の地域でも育てられています。キンシャチは球形のサボテンで、色は明るい緑、そして黄色いトゲがあります。
一番上には綺麗な黄色い花が咲きます。キンシャチは特別なケアが必要で、水はけと質の良い土がいります。直射日光が必要で1年を通して平均15度の環境をキープしましょう。また、冬は水をあげる必要はありません。リサイクルで作った植木鉢なんかにぴったりですよ。
3.バレルサボテン
これはキンシャチの親戚にあたるサボテンです。メキシコ北部の海抜1150~1850メートルのエリアに生息します。球形で濃い緑色をしており、そこからいくつかの球状の茎が生えています。さらに太くて曲がった赤色のトゲが特徴です。
バレルサボテンは中心が赤く黄色い花、黒い種、乾いた果実を持ちます。
4.ウチワサボテン
これはサボテンの中でもっとも有名な種類の1つです。主にアルゼンチンに生息しており、素朴な見た目が特徴です。食べられる部分はノパル、トゥナとも呼ばれ、おやつとして親しまれています。また、よくメキシコに生えているのでメキシコの国旗や紋章のデザインにも使われています。
ウチワサボテンは大きく成長することができます。緑色で平らな形をしており、とても長くて硬いトゲがあります。黄色い花を咲かせ、果実は非常に厚い皮を持ちます。
家の中や庭に置くことのできるサボテンは他にもたくさんありますよ。
- コノハサボテン属(pereskia)
- コリファンタ属 ラミローザ(Coryphantha ramillosa)
- シャコバサボテン(Schlumbergera truncata)
- 錦鶏竜(Echinopsis chiloensis)
- 銀世界(opuntia leucotricha)
- 月世界(Epithelantha micromeris)
- 風蓮(Mammillaria fraileana)
今回の記事をぜひ参考にしてお好みのサボテンを見つけてみてください!