キッチンデザインの落とし穴と失敗しないコツ

キッチンデザインにおいて犯しがちなミスを把握しましょう。そして、ご自身のキッチンを改装する際にはそういったミスを避けられるようにしてください。
キッチンデザインの落とし穴と失敗しないコツ

最後の更新: 02 3月, 2019

最も一般的なキッチンデザインのミスが何かご存知ですか?気づかないうちにミスを犯していることもよくあります。キッチンの役割はどんどん重要になってきていて、スタイリッシュさだけでなく実用性も求められています。

完璧なキッチンを作り上げたいのであれば、使える空間を最大限有効活用することが一番大事です。部屋の四隅や高い位置にある空間など、忘れられがちな場所も放置せずに活用しましょう。使おうと思えば使えるスペースなのに十分に活かしきれていないことが多いのです。

この記事では、キッチンのデザインや導入において私たちが陥りがちな落とし穴をいくつかご紹介します。

キッチンデザインにおいて犯しがちなミスを把握しましょう。そして、ご自身のキッチンを改装する際にはそういったミスを避けられるようにしてください。

貧相なレイアウト

まず、家具や家電を正しく配置することの重要性に勝るものは何もありません。とりわけ、水道の位置と電気のスイッチの位置についてはしっかり把握しておく必要があります。この二つの位置によって、他の家具をどこに配置すべきかが定まってくるのです。

大切なのは、現実的に考えることです。もし十分なスペースがないならばアイランドキッチン を買うのはやめましょう。でないと、キッチン内の移動がもっと不便になってしまいます。

また別のよくあるミスが、ドアや窓がどう開くかを考慮していない、というものです。これにより、引き出しと食器棚を同時に開けるのが不可能になってしまったり、冷蔵庫のドアとキッチンのドアを同時に開けられなくなってしまうといった事態が起こるのです。

他にもよくあるのが、窓を開けると必ず水道の蛇口や冷蔵庫や食洗機に当たってしまうという問題です。これは、本来確保すべきスペースよりも狭いところに家具を配置してしまった結果なのです。

ですので、使いやすく、機能性の高いレイアウトにすることに焦点を絞りましょう。最低でも2、3人は同時にキッチン内を歩き回れるスペースがあると理想的です。

また、キッチンのドアが開きっぱなしだと、その分スペースがなくなってしまうことを忘れないでください(約1平方メートル)。もともとキッチンが小さめなら、引き戸を選んだ方がいいかもしれません。そうすれば、もっとスペースが節約できますよ。

最後に、キッチンカウンターを置くためのスペースは必ず確保しておいてください。きっとカウンターを使う機会はたくさんあると思います。

 

三角形の法則

最後にお話ししたいのが、キッチンにおいてとても大切な三角形の法則についてです。

この三角形とは、冷蔵庫とシンクと調理スペースを結ぶ目に見えない三角形のことです。

ここまで、私たちは適切なレイアウトにすること、そして全ての家具の間には適切な距離の間隔を開けることの重要性についてお話ししてきました。それぞれの家具の間は、少なくとも120cm、最高で270cmは空けておくようにしましょう。三角形は、合計で760cm以内に収めるのが理想的です。

そして、この三つのエリアの間には準備用のスペースも必要です。

キッチンデザインの落とし穴と失敗しないコツ

キッチン内の収納スペースは重要

すでにお話ししましたが、もう一度言わせていただきたいのが、収納スペースは必要不可欠だということです。多機能で移動式の家具を買うのが一つの手でしょう。

キッチンの高い位置に棚を設置し、普段あまり使わないような器具をそこにしまっておくのがいいでしょう。こうすれば、下の方のスペースには頻繁に使うようなアイテムをしまっておくことができます。

また、四隅を活用するのも忘れないでください。このスペースにフィットするように、オーダーメイドの家具を購入するのもいいでしょう。

箱やガラスの瓶(パスタや豆類に最適)、フォークやスプーン用のトレイ、タオルやよく使う細かな器具を拭くための布巾用のフックなどのアイテムを使いましょう。また、IKEAには便利な家具が幅広く用意されているので、購入を検討してみるといいでしょう。

食器棚を置かずに、全てのアイテムがシンプルに引き出しにしまわれているようなキッチンもよくあります。正確に場所の計測をせず、家具を配置し終わった後になってから実はもっと家具を置くスペースがあったと気付くケースもしばしばです。

キッチンデザイン ミス

陽当たりと通気性の悪いキッチン

今回の話題はキッチンですが、実際にはこれは他のどの部屋にも言えることです。要するに、キッチンは作業スペースですので、いい環境づくりが必要不可欠なのです。

まずは、部屋に入ってくる太陽光を最大限に利用できるように工夫する必要があります。理由がなんであれそれが不可能な場合は、照明機器で補うようにしてください。ニーズに応じて明るさを調整できるような照明機器が理想的です。そうすれば、行う作業に応じて作業エリアを区分けできるようになります。

部屋の換気も大変重要です。でないと、煙や嫌なニオイが家中に広がってしまう恐れがあります。キッチンに窓がない場合は、必ずレンジフードを購入するようにしてください。適切な排気システムを選ぶことは本当に大切なのです。再びの登場になりますが、レンジフードもIKEAで購入することができますよ。

これであなたもキッチンデザインで人々が陥りがちな落とし穴について詳しくなったので、問題なくこういったミスを防ぐことができるでしょう。なんの障害にもぶち当たらずにスペースを有効活用できますよ。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。