美しい切り花をより長持ちさせる方法
花は自然の最も魅力的な部分の1つです。フラワーアレンジメントにしても、浮き花にしても、家に花を飾るのが好きな人はたくさんいるかと思います。もちろん、インテリアの一部として楽しむこともできます。
庭から花を摘んだり花屋で買う前に、まずはどんなフラワーアレンジメントを作って、どこに飾るかを決めておくといいでしょう。
もう1つのポイントは、切り花をできるだけ長持ちさせる方法を知ることです。切り花を長持ちさせるためには、手順に沿って手入れを行うことが重要です。手入れの仕方が分からないという方でも心配いりません。とても簡単でシンプルな方法なので、ぜひ試してみてください。
花は自らの喜びのために花を咲かせる。
-オスカー・ワイルド
花を切るのに適した時間帯
花はどの時間に切ってもいいというわけではありません。花を切るのに適した時間帯は、明け方か暮れ方です。夏の場合は、一番暑い時間帯に切るのは避けましょう。
また、夏でも冬でも、植物を花のないままにしないでください。開花し始めたばかりの花を切ったり、つぼみを摘み取るのは、植物にダメージを与えます。植物もまた、独自の過程をもって生きているので、自然の開花過程を遮ることは避けましょう。
花を選ぶときには、花びらが落ち始めていたり、開きすぎている花は長持ちしないので避けるようにします。自宅以外の場所で花を摘む場合には、湿った紙で茎の部分を包み、移動中も新鮮さを保つようにします。
花を買うときに気を付けたいこと
先ほども述べたように、開きすぎている花や枯れた花は買わないようにします。これは花が新鮮でないサインです。また、長い間太陽の日にさらされた花も買うのは避けましょう。
庭の花にしても、花屋の花にしても、切り花を選んでからは室内植物のように扱います。つまり、直射日光にさらし過ぎないようにし、風、湿気、高温を避けることで花がより長持ちします。
また、アレンジする前にも、水に花を浸けておきます。そして、夜は涼しく換気の良い部屋に置いておくのがいいでしょう。
準備と手入れ
花を選んだら、次のステップは花を生けて、手入れすることです。花瓶の中の水につかる葉を取り除いて花瓶に生けるか、または吸水スポンジに生けます。
枯れた花は摘み取ります。球根花については、より吸収しやすくなるように茎の下の白い部分は取り除きます。
花を生ける前には、茎の下の部分をお湯につけ、その後に冷たい水につけます。これで花の中の水分をより長く保つことができます。
また、たまに葉にスプレーで水をかけてあげましょう(花びらにはスプレーをしないように)。さらに、茎の下の部分が柔らかくなってきたら切り取り、水の上に落ちた花びらや葉も取り除きます。
ポイント
花は切られてから24時間以内に、生きるのに必要な水分量の約半分を吸収します。そのため、切り花延命剤を入れることで、より長く花を保つことができます。
または、自家製の延命剤を作ることもできます。レモンか酢を数滴入れるか、1リットルに対して3滴の漂白剤を入れてみましょう。
人気の切り花
どの花も切り花として楽しむことができますが、花の種類によってはより耐水性に優れている花があります。このような花は、花束やフラワーアレンジメントをするのに向いています。
最も一般的に使われているのは、バラ、アジサイ、グラジオラス、カーネーション、常緑植物、ユリです。よりオリジナルなデザインにしたい場合には、オランダカイウ、アガパンサス、チューベローズを選んでみましょう。