寝室に飾るドリームキャッチャー4選
ドリームキャッチャーは寝ている間に悪夢を捕まえてくれるお守りで、朝太陽が昇ると、悪夢は消え、現実になることはないと言われています。
また、ドリームキャッチャーは子どもを守り、部屋で眠る人を助けるために、良い考えや夢は残してくれると信じられています。要するに、夢をふるいにかけるフィルターだと言えるでしょう。
ドリームキャッチャーの起源は、北米最大のネイティブアメリカンの一つであるオジブワ族だと言われています。彼らにとってドリームキャッチャーは神聖なもので、その作り方にも意味があります。
70年代から量産されてきた市販のドリームキャッチャーは人気がありません。市販の商品は元々の神聖な目的のために作られた物でも、使われた物でもないので、意味のないただの飾りでした。
それでも多くの店がドリームキャッチャーを販売し続けているのは事実ですが、多くの歴史や文化の愛好家が、元々の使い方やデザインを復活させようと試みてきました。彼らのおかげで、今では、本来の意味やデザインを兼ね備えた伝統的手法で作ったドリームキャッチャーを見つけることができます。
ドリームキャッチャーの作り方
まず見て気付くのは、ドリームキャッチャーが環から作られていることでしょう。真ん中には糸や紐がクモの巣上に編まれています。環からぶら下がっているのは、装飾品の糸や羽です。ベッドのヘッドボードにドリームキャッチャーを取り付けると、頭の横に垂れ下がるはずです。
環は伝統的に先住民族の神聖な木である柳から作られます。先住民族にとって、柳は人生のサイクルを象徴しています。
柳の木は非常にしなるので、いろいろなオブジェクトを作成するのに、とても使いやすいのです。環の中の糸は、他の植物の繊維から作られます。
装飾として使えるドリームキャッチャー4選
伝統的なドリームキャッチャーは円形です。この円は、天球における太陽と月の動きを表しています。本物のドリームキャッチャーが欲しいなら、円形のものを選んでください。また、正しく柳から作られているかどうかを販売者に尋ねてもいいでしょう。
次に、寝室の装飾として使える4種類のドリームキャッチャーをご紹介します。
飾る場所は一番効果のあるベッドのヘッドボードの上が理想的です。でも他にも下のような場所に飾れます。
- 寝室のドアの後ろ
- ナイトテーブルの上
- 寝室の窓の近く
モデル1
最初のモデルは最も伝統的なドリームキャッチャーの一つで、素朴なラスティックスタイルのものです。このタイプは、ボヘミアンスタイルの部屋にぴったりです。
モデル2
小さめサイズで、矢の形をしたハンガーに吊るされているリボンと装飾付きのドリームキャッチャーです。このパステルカラーのドリームキャッチャーは、ナイトテーブルの上に飾ったらエレガントで綺麗でしょう。控えめな装飾が好きならば、この神秘的なドリームキャッチャーはぴったりです。
モデル3
円形ではありませんが、他の部分は同じデザインで、神秘的なデコレーションとなっています。だから三日月形のドリームキャッチャーは今のトレンドです。ベッドのヘッドボードの上に、三日月形のドリームキャッチャーを一つ飾ってもいいですし、いくつかを並べて月の満ち欠けを表現してもいいでしょう。
モデル4
最後に紹介するのはドリームキャッチャーの種類ではなく、工夫した飾り方です。ヘッドボードに沿って、同じ色のドリームキャッチャーを4つか6つ、またはそれ以上並べて飾る方法です(コントラストを出したければ色を2色にしてもいいでしょう)。
形は揃える方がいいですが、退屈で単調にならないように、大きさは違う方がいいでしょう。少し動きを出すために、壁に直接掛けずに、木の枝に吊るす人もいます。
意味を込めて飾ろう
ドリームキャッチャーは単なる美しい飾りではないことを忘れずに、本来の目的や意味を考えることが大事です。そうすれば、先住民の豊かな歴史と文化に敬意を示すことになるでしょう。