コワーキングスペース:理想のインテリアデザイン
コワーキングスペースは若い起業家の間でますます人気が高まっています。同じような状況にある者同士でコミュニケーションをとるのに最適なスペースで、同時にお金の節約にもなります。
このような作業スペースは90年代にアメリカで最初に始まり、現在では世界中に広がっています。今回は、完璧なコワーキングスペースを段階的にデザインしていく方法についてご紹介します。
スペースをいくつかに分ける
最初に決めるべきことは、必要となる色々なタイプの空間です。そこを利用するであろう様々な人たちのニーズや仕事の分野に応じて、スペースを分けることが大切です。次からは、コワーキングスペースをデザインする上で必要となる基本的な選択肢を説明していきます。
- ワークスペース:コワーキングスペースの中心はワークスペースです。このエリアがスペース全体の大部分を占めます。また、仕事をするにあたってある程度のプライバシーが必要だということを覚えておきましょう。次はオフィスに適したレイアウトについて説明します。
- ミーティングルーム:一般的に、ミーティングルームはコワーキングスペースを使っている人なら誰でも使用することができます。会議が快適に進められるよう、広いスペースと大きなテーブル、椅子が必要です。さらにプロジェクターや小さな冷蔵庫などの他のアイテムも追加すると便利になるかもしれません。
- 休憩室:これもスペースを使っている人たちの共用エリアです。仕事の合間に休憩をとり、ほっと一息つけるようデザインされています。コーヒーマシン、飲み物、軽食を備えるようにしましょう。リラックスできるような場所にするために、チェアやテーブル、ソファを置くといいでしょう。
- トイレ:身障者用のトイレを備えた広いお手洗いにしましょう。現代ではどんな人でも使えるような空間を作ることが大切です。
工作室、倉庫、多くの駐車場などのスペースを追加することもできます。どのようなスペースが必要なのかは、そこを使う人々が何をするかによって変わってきます。
プライバシーとコミュニケーション
コワーキングスペースを設計する上で最も難しいのが、個々のプライバシーと利用者同士のコミュニケ―ションのバランスです。仕事をするためのスペースを求めている人はたくさんいます。言うまでもありませんが、ノイズが多すぎる環境では仕事ははかどりません。
ですが一方で、仕事をより迅速に進め、問題を解決するためには他の人間とのコミュニケーションが必要不可欠です。
これらのバランスをとる最良の方法は、仕事に応じてスペースを分けることです。プライバシー性をより高めるため、デスクの両側には不透明な仕切りを付けましょう。ただし、やり過ぎると孤立感が出てしまうので、完全にクローズな空間にはならないよう注意しましょう。
また、共用エリアはコワーカー同士のコミュニケーションの発展には最適なスペースです。熱のこもったディスカッションは、決してミーティングルーム内だけで行われるものではなく、フォーマルでないスペースでの出会いや会話から生まれるものでもあります。そんな空間づくりを目指してみましょう。
照明と家具
コワーキングスペースは何よりも仕事をするための場所なので、明るくて実用的でなくてはなりません。全ての作業スペースに、快適な仕事のための大きなテーブルとオフィスチェアが必要です。外からの光が入るように窓もたくさんあることが望ましいです。
書類棚やシェルフなどの収納スペースも重要です。近頃は紙の使用量が減っていますが、印刷して整理をする場合もあるでしょう。
空間のデザインを慎重に行い、素敵なコワーキングスペースを作りましょう。