壁の湿気対策について:健康に影響を及ぼす湿気の原因とは?
湿気が壁に与えるダメージは、いろいろな理由でまさに頭痛の種です。まず第一に、湿気により塗料が剥がれます。次に、空気を汚すカビや臭いといった不快な汚染物質が発生します。
こうした問題は家の中の特定の場所だけで起こるでしょう。だから原因を突き止めるべきなのです。湿気対策を怠っていると、いずれ大きな構造上の問題となり、アレルギーや他の健康疾患の引き金となります。
どうして壁に湿気がたまるのでしょうか。湿気を取り除くために何ができるのでしょうか。これはどの家庭にも起こる共通の悩みです。今日の記事では、湿気が発生する主な原因を考え、湿気をなくす、もしくは減らす方法をご紹介します。
湿気の原因
多くの人は、壁を傷める湿気の原因は外から来ると考えるでょう。しかし、原因は室内にもあるのです。室内の原因として注意が必要なのが2つあります。それが毛細管現象と結露です。
1、毛細管現象
壁は通常は、壁の外側から水分を吸収しますが、それは逆にも起こる可能性があります。多くの場合、水分が漏れるのは壁の外側、通常は壁のひびや適切に覆われていない場所の近くで発生します。
適切な処置をしないでいると、家の構造に深刻なダメージを与えるばかりか、家族にも被害が及ぶことになります。劣化した壁に加えて、毛細管現象によって吸収された水分が、床や天井にまで害を及ぼす危険もあるのです。
2、結露
結露問題は、古い建物であれば特に一般的です。カビや湿気の問題は外部の要因だけで起こると誤解されているため、結露に対して何もしなかったり、理解していない人が多くいます。
この問題は、室内で水蒸気が冷たい表面と接する時に生じます。水蒸気が凝縮すると、水滴となり壁につき、それが黒ずんだシミを残すのです。
キッチンやバスルームは結露が良く発生する場所です。しかし、デッキや裏庭のような植物が多い場所でも結露は発生します。
壁の結露の対策
ひび割れなどの傷がある箇所を修復することが大切です。問題を最小限に抑えるための専用の塗料なども売っていますが、完全に取り除くことはできません。
結露問題への対策としてお勧めの方法を下にご紹介しますので、参考にしてみてください。
除湿機器を使用する
湿気への対策は、問題が起きる前から始めることが大切です。この問題を防ぐのに一番良い方法は、湿度センサーを設置することです。エアコンと一緒に設置することも可能です。
このセンサーは湿度の上昇を探知する特別な技術が使われています。加えて、湿度が通常のレベルを上回ると、除湿器が作動するようになっています。
空気の循環をしましょう
ドアや窓を開けることも湿気問題の簡単な対策法です。特に結露に効果があります。簡単なことですが、空気を入れ替えることができ、さらに太陽光が入ることで余分な水分を蒸発させることもできます。
断熱材を入れる
断熱材は、外部の湿気が室内の構造にダメージを与えるのを防ぐのには最適です。
あらゆる種類の断熱材があり、その中には設置が簡単で、家の外で使える物もあります。他にはマット、ラグ、またはスズなどもあります。
適切な壁の素材
湿度が高い傾向がある住宅では、塗料やパネルを選ぶ際に、より慎重に考える必要があります。塗料をコートすることはもちろん、湿気を遮断する効果があるものを選びましょう。セラミック塗料を使用することもお勧めです。
壁の損傷をリペアする
前に述べたように、湿気による壁のシミが残らないようにするには、ひび割れや亀裂を修理することが肝心です。だからあなたが最初にすべきことは、ひびの入った外壁と内壁をしっかり覆うことです。
定期的に壁をチェックして、必要な修理を施しましょう。内壁に防水加工をすることも湿気対策には効果があります。
水漏れをチェック
気を付けてください。多くの場合、壁に生じる湿気の問題は、水道管の水漏れが原因のことがあるのです。水道管が破裂すれば、水は壁全体に回ってしまいます。こうなったら専門家に修理を依頼するしかないでしょう。
あなたの家でも湿気で悩んでいるなら、原因を追究して、それに一番合う対策を取りましょう。不安な点があれば、専門家に相談してみてください。