医療クリニックの設計方法
あなたは医者ですか? 自分のクリニックを持つことを考えたことはありますか? 快適なクリニックをオープン出来たら、その先には大勢の患者が待っているでしょう。
プロセスを少し簡単にするためのアドバイスを下にご紹介します。これを参考にすれば、あなたのクリニックは、快適に仕事ができて、患者も居心地良く感じられる機能的な場所となるはずです。
状況に圧倒されてはいけません。段取りを一つずつ冷静に計画しましょう。急いでも良いことはありません。一度決めたら変更するのが難しい決定がたくさんあります。ステップごとに慎重に考え、あなたが下した決定を反映させていきましょう。
1.あなたのクリニックを設計する
最初にすべきことは、紙の上にフロアプランを作成することです。クリニックにいくつ部屋を作るのかを考え、フロアプラン全体に配置します。 部屋同士が効率的かつ便利につながっていることが重要です。
家ではなくクリニックを作っていることを忘れてはいけません。次の2つの側面を何よりも考慮する必要があるでしょう。
快適さが仕事を確実にこなす鍵
医者は常に部屋を行ったり来たりするので、効率よく仕事をするには十分なスペースが必要です。そして、必要な医療用具が手の届く範囲にあることが必要です。
ゆえに、患者を診察する部屋は広くて快適でなくてはいけません。そうすれば医者は効率的に仕事ができ、患者も居心地よく感じるはずです。
家具を選ぶ際には、標準的な場所に置いたときに、どの程度のスペースを取るかを考えましょう。また、邪魔な物をどけることなく、すべてのドア、引き出し、棚を楽に開けられることも重要なポイントです。
プライバシーを守ることが患者の安心感につながる
クリニックを設計する際に考慮すべきもう一つの側面は、患者のプライバシーです。
患者がクリニックに来るときは、何かしらの不安を抱えているものです。だからこそ、患者のプライバシーは何より尊重されるべきです。部屋やエリアは完全に仕切られ、診察している患者の声が他の患者に聞こえたり、診察の様子が他の患者から見えることはあってはなりません。
2.的確な材料を選ぶ
部屋の設計が決まったら、それぞれのエリアで使う素材を選択しましょう。壁の素材として一般的なのはレンガですが、より安価で壁を作れる素材がたくさん出回っています。設置が楽な物もたくさんあります。
設置が楽な壁パネルを使う場合、患者のプライバシーが守られることを確認してください。透明や半透明な物は避けましょう。
また声が漏れることもよくありません。待合室の患者に、診察内容が筒抜けになってしまえば、重大なプライバシーの侵害になります。
3.バリアフリーのメディカルセンター
最近ではどんな建物でも、建築上の障壁を取り除くことが必要とされます。メディカルセンターに治療に来る人は、身体が不自由な人も多いので、バリアフリーにすることはより重要なポイントです。
だから、いかなる障壁も取り除き、身体が不自由な人が問題なくクリニックに通えるようにすることが大切です。
老人や車いすの人が入りやすいように、主要な出入り口には傾斜をつけましょう。また洗面所も身体が不自由な人向けの設備を整えるべきです。洗面所は広くて入りやすいことも重要です。
まとめ
医療施設を設計するには、重要な側面をしっかり頭に入れて置くことが大切です。工事が始まる前に紙の上で計画を練ることで、事前に設計上の欠陥を防ぐことができます。建築家のような専門家に相談すれば、スペースを最適化できる設計をしてくれるでしょう。
患者が安心できるようにプライバシーに配慮すること、そして、身体が不自由な人のための設計を心掛けることを忘れないようにしましょう。