インテリアに粘土製のオブジェクトを使おう
粘土製のオブジェクトは、インテリアとして大きな役割を果たします。様々な形があり、インテリアとして楽しめるだけでなく、使い道もたくさんあります。
粘土は、歴史を通じて人間が使用してきた材料の一つです。多くの文明で使われており、今でも博物館や土産物店に常に並んでいます。
粘土製のオブジェクトは長年に渡って、田舎の環境で使われてきたので、ラスティックスタイルやカントリー風インテリアといったスタイルによく合います。
しかし最近では、粘土製のアイテムをよく見かけるのは田舎暮らしではありません。ミニマリズム、わびさびスタイル、そしてジャパンディなどの多くの異なるスタイルで取り入られるようになりました。
外観のシンプルさは、温かみのある居心地の良いインテリアを実現するのにピッタリです。家の居心地の良さを最大限に引き出したいなら、家の幾つかのコーナーに粘土製のオブジェクトをぜひ飾ってみてください。
粘土製のオブジェクト:他にない素朴なアイテム
手作業が何より大事にされる田舎の風土を思い起こさせる粘土は、ラスティックスタイルに合うことは間違いありません。これは粘土自体が天然物であるためです。
粘土は自在に様々な形に変えることができます。こねることで、いかなる形にもなります。乾燥して焼成すると、硬化して非常に耐久性があります。ペイントすれば、さらに美しくなります。
粘土なら、あなたが思い付く形は何でも作れます。見た目は非常に自然で、落ち着いていて、まるで地球から発芽したかのように大地に根付いていいます。
粘土製のオブジェクトは、民衆生活から生まれた芸術や伝統です。
一番人気の粘土製オブジェクト
1.土鍋
古代から、土鍋は直火で食べ物を調理するために使われてきました。粘土は高温に強く、手の込んだ料理を作ることができます。しかし土鍋は、インテリアとして飾ることもできます。
- 土鍋の本来の用途は、家庭用の調理具です。しかし、それを少し変えて、インテリアのアイテムとして使えます。
- 土鍋は表面に、絵、線、または様々な形の彫刻が彫られていることがあります。
- また、土鍋の中には塗装が少し剥がれていたり、粘土がすり減っているものもあるため、アンティークとして部屋に飾ることもできます。すり減っているものは、長年使われて年季が入った感じがします。
2.陶器のボウルや灰皿
どうしても手に入れたい粘土製品に、陶器のボウルと灰皿があります。これらは19世紀に広く使用されていました。間違いなく美しい装飾品ですが、実際に使うこともできます。
- 粘土製のボウルは、絵や彫刻が施されています。しかし、粘土の色を隠さずにそのまま生かしても素敵です。光沢のあるセラミックスタイルにペイントして、粘土の自然な色が透けて見えるようにしてもいいでしょう。
- 灰皿もボウルと同様の機能を備えています。非常に実用的なので人気があり、多くの家にあるアイテムです。リビングルームやキッチンで使用するといいでしょう。
最も出回っている粘土製のオブジェクトは、円形をしたものです。
3.カップと花瓶
家で見慣れた物ではなく、違った雰囲気の食器を置けば、キッチンにオリジナルなタッチを加えるだけでなく、ゲストを驚かせることもできるでしょう。それには粘土製のカップと花瓶はまさにぴったりです。
- カップは粘土の自然な色をそのまま生かし、取っ手がついただけのシンプルな物がいいでしょう。こうしたアイテムの素朴さが素晴らしいインテリアとなるのです。
- 花瓶もカップと同じ素朴な感じがお勧めですが、内側や外側に色を塗ったり、土台部分や外側を1色だけにすると、より装飾的になるでしょう。ただし、粘土の自然な色が一部残っている方が個性的です。
4.庭の鉢
植物の鉢をお探しなら、テラコッタの鉢はうってつけでしょう。なぜなら、湿気で劣化することがなく、一般にサイズが大きいので、大きな植物でも小さな木でも植えられます。もちろん、それは使用するコンテナしだいです。
粘土製の鉢、水差し、ボウル、または同様の容器に、植物を植えることができます。とはいっても、鉢の底には、排水用の穴が開いてないといけません。排水口がないと植物は腐ってしまいます。
粘土製のオブジェクトは、好きなように飾ることができます。ペイントや彫刻をしたり、他の装飾品を取り付けたりして、自分だけのオブジェクトを作って、家に飾ってみてください。
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Vega Torres, Daniel Roberto: El campo artesanal, Tunja, Fundación Universitaria Juan de Castellanos, 2013.