アートギャラリーを開こう!

美術館やギャラリーでは、全体のオーガニゼーション、作品の配置、展示の仕方の3つが基本になります。どういう風にするのか知りたくないですか? 自分でアート空間をデザインしちゃいましょう。
快適で魅力的で訪れやすいアートギャラリーを開くには、ビジターの動線のデザインの仕方、作品のレイアウト、そして作品を展示することになる壁や展示法について知る必要があります。これら全ての要因が、秩序ある空間を作り出してくれます。ビジターが迷ったり混乱したりしないよう、前もってしっかり考えられたプランが必要になります。きちんと筋が通った構成になっていなければならないのです。
ショーケースの空間

まず初めに、レンタルスペースにしても、自分の家の部屋にしても広い空間が必要です。アートギャラリーは必ずしも大きなレンタルスペースで開催する必要はなく、普通の家の部屋を使うこともできます。
その空間で何ができるかをまず考え、その段階で作品の展示法・架け方を吟味し、快適な空間を作り出すために何が必要か考えを練りましょう。
また、壁の色が作品と雰囲気のバランスを作り出すカギとなることを忘れないでください。あなたの作品に合う色を選んでみましょう。
雰囲気は作品を引き立たせるものであり、緊張感を生み出すのではありません。
壁の色

壁の色は調和的であるべきです。色を選ぶときには、心に希望の結果を思い浮かべましょう。素晴らしいアートギャラリーとそうでないギャラリーの例をご紹介します。
- グレーのような中間色は、素晴らしく機能してくれます。作品にシンプルな背景を与え、雰囲気とも合います。
- 白は間違いなくギャラリーの壁に使われている最も一般的な色のひとつです。白は色相がないので、いつでも安全策となるでしょう。しかし、照明によっては、少々強くなってしまうこともあります。
- 群青は、静けさと穏やかさを伝えます。その結果として、より落ち着いた空気を作り出す色の上に安全に作品を飾ることができます。
- 赤、黄色、オレンジ、またはその他強すぎる色は避けましょう。作品を引き立たせる代わりに緊張感を生み出してしまいます。さらに、これらの色は快適な環境を作り出すことができません。
どう飾ればいい?

壁の色とアート作品が鑑賞に理想的な空間を作り出すので、装飾品は使う必要はありません。
そして、全ての視線が芸術に注がれるように、付属品は置かないようにしましょう。作品の一部でもないのに目を引くものは、鑑賞者の注意を逸らしてしまいます。
主要な空間をすっきりとさせて、ゲストが自由に動き回れるようにするといいでしょう。また、快適さのために、長いシンプルなベンチのような利用可能な席を置くこともおすすめです。
照明~基本の要因~

照明には意識しましょう。照明を向ける方向は正確であるべきです。正しい照明があれば、ゲストが適切に作品を鑑賞することができますよ。不必要な影やまぶしい光は避けてくださいね。