働きやすい職場のために:色がオフィスに与える影響
オフィスの色を決定する前に、その色がやりすぎでないか、または不快な空間を作ってしまっていないかという点について、しっかりと分析する必要があります。
個人的基準や全体としての基準に加えて、色の中にはワークスペースの雰囲気を良くしてくれるような、家具や小物として使うのに理想的な色というのがあるのです。
心理学的な観点から、色によってはオフィスのインテリアに使う上で多くのメリットがあります。また、カラーパレットはマーケティングのカギにもなるんですよ。
色がオフィスに与える影響とは?
色が職場環境でどのように機能するかを理解するために、色が伝える印象について見ていきましょう。
オフィスの色
それぞれの家具にベストな色を選ぶ魔法のレシピなどは存在しません。適切な色というのは、性格や年齢、性別、雰囲気などにもよるのです。ですが、その色の潜在能力を最大に発揮できるような色の使い方について、いくつかポイントをご紹介したいと思います。
2つのニュートラルカラー
グレー
ライトグレーはオフィス家具にもってこいです。これは、ほとんどどんな色にでも合うからです。
また、視覚的に圧倒するような色でもないですし、他の色とぶつかることもありません。さらに、明るい空間を作ってくれます。ライトグレーはクラシックなニュートラルカラーで、ほとんどの人が好む中間色でもあります。
ですが、これ単体で使ってはいけません。そうではなく、これをベースとして使って他の色を足しましょう。ライトグレーは、赤や青などの力強い色ともよく合います。また、パステルカラーと一緒に使うと素敵な雰囲気を作ってくれます。
ダークグレーの場合はオフィスに重厚な感じを作ります。幹部のオフィスや会議室の椅子やスツールなどに使うといいでしょう。
ベージュ
ベージュもまた素敵なベースカラーです。さまざまな美的メリットに加え、ベージュは他を圧倒することのないニュートラルカラーなのです。
気分の変化を誘発することもないですし、身体的・精神的な活動過剰に対しては助けとなることもあります。また、ベージュは自分の考えをしっかり維持するのにも役立つので、気が散ってしまう人にも有効な色なのです。
ですが、これを単独で使わない方がいいでしょう。ベージュと共に他の色を使うことでより強力なインパクトを作ることができ、とてもポジティブな感情や視覚的効果を期待することができます。
ノンカラー
ブラック
ブラックは、ダークグレーや木など、そしてパープルやレッド、ブルーといった強めの色の椅子とよく合います。オフィスにあたたかいスペースを作りつつ、上品なインテリアを作ることができます。ブラックは、冷たい空間にならないように使うのにベストなツールなのです。
暖色
レッド
レッドはエネルギーを感じさせてくれるので、オフィスにはとても良い選択肢です。ですが、使いすぎると望ましい心理的効果を得られないので注意です。
レッドはオフィスのメインカラーではなく、椅子などの特定の家具に使うのが有効です。あたたかく、視覚的にシャープな空間を作るのに使えます。また、レッドはグレーやベージュともよく合うということも付け加えておきます。
イエロー
適切な量を使えば、イエローはオフィス空間にとても良い色になりえます。知性、知恵、創造性を高めてくれる色です。
ですが、イエローは圧倒的になりがちです。ですので、オフィスのインテリアにはうすいイエローやあたたかい印象のものを使うようにしましょう。視覚的な立場からは、イエローはハッピーで若く明るい空間を作ってくれます。
寒色
ブルー
あらゆる濃さのブルーがオフィス家具に適しています。ブルーはベージュやライトグレーと特に良く合いますが、他の強めの色とも美しくマッチしてくれます。
ブルーは椅子だけでなく、引き出しやファイルキャビネット、テーブルの脚などさまざまな場所に使うことができます。
もしオフィスに多くの自然光が入る場合は、ブルーを検討してみてください。ブルーとともに、広くオープンな感じを演出してくれるからです。
ブルーはその場にいる人を落ち着かせてくれます。緊張感を和らげポジティブな雰囲気を作ります。それに加えて、この色はほとんどの人に好かれています。また、さまざまま研究により、ブルーの空間や作業スペースでは創造性が向上するということが明らかになっているのです。
今回の記事が、よりポジティブな気持ちで仕事に向かうのに役立てば幸いです。オフィスの色を変えて、気分を向上させましょう!