バロック様式の家具:アンティークな要素を家に!
家の模様替えを考えていたり、インテリアにアーティステックな要素を取り入れたいとお考えなら、バロック様式の家具がおすすめです。
歴史を通じて、様々な芸術様式がインテリアのデザインにも影響を与えてきました。中世以降、多くの宮殿で華やかで洗練された飾り付けが用いられてきましたが、こうした華やかさは常に上流階級だけのものでした。
しかし、ある一つのスタイルだけは、真に革新的なスピリッツを持ち、インテリアに大きな影響を与えました。それがバロック様式です。
バロック様式って何?
バロック様式とは主に、細部にこだわった芸術様式です。非常に洗練された仕上げや縁取りを施すことで、装飾を刺激することを目指しています。建築、音楽、そして絵画のような完璧な芸術の分野にも広がっています。
インテリアデザインの世界では、家具はバロック様式を作る上での重要な要素です。17世紀や18世紀に使われていたのと同じ装飾を現代の家具に用いることができます。
バロック様式はクラシックなスタイルによく似ており、エレガントな雰囲気を生み出してくれます。そのため、ミニマリストやラスティックスタイルには合いません。
バロック様式の家具
自宅で使う家具には、細部に加工がされた洗練されたデザインを取り入れることが重要です。バロック様式の特徴を見ていきましょう。
- 曲線とダイナミズム:バロック様式の教会の祭壇飾りのように、曲線は不可欠な要素です。テーブルと椅子の両方にこうした曲線が使われており、デザインにダイナミズムを与えます。
- 直線を避ける:内部の動きを生み出し、固定した形や厳格さから自由になれます。形は固定されていませんが、芸術を通して喜びを表現しています。
- 補強:家具はただカーブしているだけではなく、色とりどりの模様のファブリックやカバーと組み合わせることができます。
- エレガントな色使い:バロックの雰囲気を出すには金や銀がおすすめです。例えば、金色か銀色の鏡は際立って優雅さを加えるでしょう。
- 木:家具でも床でも木で作られていれば、バロックの特徴を映し出します。
ーバロック様式を4語で表すと? 複雑な細部を鑑賞することー
装飾的要素
まず最初に覚えておいてほしいのが、装飾にはバランスが大事だということです。異なる様式のアイテムを組み合わせれば、落ち着かない部屋になってしまいます。しかし次の要素なら使えます。
- テーブル:木製の物がいいですが、木製でも、テーブル面は大理石などのような石材でもいいでしょう。脚はカーブしていて、角には天然の石などで装飾が施されている物を探してください。
- 椅子:椅子の脚と背もたれもカーブしていて、自然の装飾や縁取りがされている物がおすすめです。もしくは、ダイナミズムを感じるより明確なラインのシンプルな物もいいでしょう。硬い雰囲気の物は避けましょう。
- 鏡:細部にこだわったフレームがついた丸か楕円形の鏡にしましょう。上で述べたように、金色と銀色は鏡に相性が良いです。
- 壁画:17世紀や18世紀では、壁を絵で飾ることは一般的でした。現代的な絵は合わないので、選ばないようにしましょう。
- シャンデリア:非常に上品で魅惑的なシャンデリアはバロック様式の部屋には必須なアイテムです。シャンデリアは間違いなく美しい装飾品となるでしょう。
- ファブリック:カーテンやテーブルクロスにはレースが合います。
バロック様式が伝えるもの
バロック様式は、ホームデコレーションが盛んだった時代にトリップしたような気持ちにさせます。その時代、豪華で華麗な装飾でゲストを感動させることが重要でした。最近では、こうした考えは一般的ではないかもしれませんが、あなたの家を洗練された空間にしたければ、スタイルの作成に役立つ要素を調べてみてもいいかもしれません。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
R. Snyder, Jon: La estética del Barroco, Léxico de estética, 2014.