自宅を自分でデザインするために知っておくべきこと

ご自宅を自分自身でデザインする方法を知りたいとお考えですか?この記事では、いくつかアドバイスをご紹介しますので、始める前に考えておくべきことを頭に入れておいてください。
自宅を自分でデザインするために知っておくべきこと

最後の更新: 19 3月, 2019

自宅を自分でデザインや設計するなんて一見難しそうに思えますが、不可能ではありません。空間を最大限に活用できるような、使いやすくて便利なレイアウトになるように計画を立てましょう。

必要に応じて、将来増築できるようなデザインにすることも考慮するといいでしょう。数年後には家族が増えているかもしれませんし、あるいは昔はいらないと思っていたスペースが今後必要になってくることもあります。

いつでも紙とペンを手元においておくようにしてください。そうすれば、思いついたアイディア全部を図に表すことができます。始まりは簡単なスケッチでも、次第にフロア全体のレイアウトが決まってくるでしょう。これがあれば、元のアイディアがきちんと取り入れられた最終デザインが完成します。もしくはオンラインの3Dソフトウェアを使うという手もあります。

さらに、収入に見合った予算を設定する必要もあります。ここでは、現実的になりましょう。予算に合わないものを試すのは嫌ですよね。

最後に覚えておいていただきたいのが、大きな家を建てることよりも質の高い家を建てる方が断然良いということです。

次に、家をデザインするに当たって念頭においておくべきその他の側面をご紹介していきます。

ドアの位置を決める

これは必要不可欠です。たいていの家には、出入り口がたった一つしかないことを覚えておいてください。これが、家全体のレイアウトに影響することは言うまでもありません。

住宅街やコテージにお住いの場合は庭やプールが付いていることが多いので、特にドアの位置が重要になります。庭やプールへ行くための別のドア(たいていは家の裏側)がついていることが多いからです。

また、家のどちら側が表になるのかわかりにくい場合には、これもよく考えて決める必要があります。その後で初めて他の部屋の配置も決まってくるのです。

家の中にパティオやテラスが付いている場合もあることを忘れないでください。その場合は、もっとたくさんのドアが必要になりますよ。

最後に、セキュリティシステムについても考えるべきです。こちらも予算内でお願いしますね。家が建つ場所についてよく知っておき、その地域で起こり得るリスクについて確認しておくといいでしょう。

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ドアや窓を設置するための計測

ご自宅に適したドアや窓を選ぶためには、 部屋の大きさを把握しておく必要があります。そうすれば、ドアも窓も釣り合って、バランスの取れた部屋にすることができます。天井の高さや間仕切り壁の大きさを計測しておくことも大切です。

ドアも窓も、使うべきスタンダードな計測方法があります。フレーム部分が3〜5cmの幅を取ることも覚えておいてください。この長さもドアや窓の寸法として考慮しておく必要があります。

窓に関しては、太陽光を目一杯取り込めるように、それぞれの部屋がどういった向きなのかも考える必要もあります。南側に窓が設置されている部屋が、最も陽当たりがいいでしょう。

最後に、ドアを開くときに取るスペースと、開けっ放しにしているときのスペースがどれくらい必要なのかも考えてみましょう。ドアはたいてい内側に開きますので、家具や他の置物にぶつからないように空きスペースを少し設けておきましょう。

自宅 自分でデザイン

プライベートエリアと共有エリア

次に、現在あなたが抱くニーズと、将来抱くであろうニーズについて考えてみましょう。他のエリアよりも重要だと感じるエリアがいくつか出てくるかもしれません。

では、これを念頭に置いた上で、二つのエリア、共有エリアとプライベートエリアについて話していきましょう。これは人によって異なるでしょうし、どの部屋で過ごすのが一番好きか、また何人暮らしか、などによっても変わってきます。

例えば人と交流することがお好きなら、オープンキッチンが選択肢に挙がるでしょう。

また、将来のことについても考える必要があります。もしキッチンをデザインする時点で小さなお子さんがいる場合、まずは遊ぶためのスペースが必要ですがのちに勉強スペースも必要になってくることを覚えておかなければなりません。ご自身で家をデザインするメリットは、こういった将来起こりうる問題に対しての解決策が浮かんで来やすい、という点です。

有用スペースと構成上必要なスペース

この二つのコンセプトの違いを理解しておくことはとても重要です。これにより、デザインを考えねばならないスペースがどれくらいあるのか知ることができるからです。

  • 有用スペース:言い換えると、ご自宅の中で自由に動き回ることのできるスペース全てです。ビルトインクローゼットなどのスペースも含みます。
  • 構成上必要なスペース:ご自宅内の、家の構成上必要になってくるスペース全てを指します。壁や間仕切り壁、排気口などの構成上の要素を設置するのに必要なスペースです。ただ、150cm以下の屋根裏や地下はカウントに入れなくても大丈夫です。構成上必要なスペースがどれくらいあるのか知るためには、家全体の計測が必要になります。

アパートなどの共同住宅にお住いの場合には、共有の構成上必要なスペースについても触れておく必要があります。例えば階段や廊下などです。

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まとめ

こういったポイントを念頭に置いておけば、ご自宅のデザインはグンと簡単になるでしょうし、計画が始まった時点で持っていたアイディアをたくさん取り入れることができるはずです。

しかし、ある種の規制や予期せぬトラブルは付き物です。こういった問題を克服するのにベストな方法は、オリジナルプランの見直しです。助けになってくれる専門家がいることを忘れないでくださいね。

最後になりますが、デザインはいくつかの基本的な基準に合ったものでないとなりません。基準に合わせることで快適な家になります。また、周囲の環境にもマッチするように気をつけることも大切です。